通常の治療を行う診療室も、きちんと整頓され、「快適な診療」という印象をうけますが、さらに個室のインプラント専用オペ室があるとのこと。
早速、インプラント手術室を見学させてもらいました!
「インプラント専用オペ室は、特殊なフィルターで濾過した空気で、無菌室なみの空気環境が保たれています。 また滅菌状態の手術器具を用意するよう抜かりのない体制で望んでいます。院内感染の防止や、手術の成功のため、徹底した滅菌を行っていますが、その理由だけでなく、やはり『患者さんに納得していただくため』にも、このインプラント専用オペ室を用意したんです」
滅菌用の機材を紹介してくれながら、竹下先生はそうおっしゃいました。
患者さんの恐怖心を和らげるために
こんなに患者さんの身になって、いろいろと不安を和らげるための準備をしてくれても、やっぱり弱虫な自分はインプラントがちょっと怖い……。
正直に竹下先生にそう伝えました。
「ご自身の骨に穴をあけるわけですから、みなさん恐怖心を抱いて当然です。弱虫なんかじゃありませんよ」
優しく竹下先生がおっしゃってくれたので、少しホッとしました。
「術者の技術にもよりますが、インプラント1本あたりのドリリングの時間は約5分位です。ですから、少ない本数であれば手術自体はあっという間に終わってしまいますよ。当然、局所麻酔をして行いますので手術中の痛みはありません。
それでも怖いという患者さんには静脈内鎮静法という治療法を併用します。担当の麻酔科医の管理の下に、抗不安薬・催眠鎮静薬・鎮痛剤・抗生剤を投与して、患者さんの不安を取り除いて、術後の腫れ・痛みの軽減を図ります。半分寝てるみたいな状態で手術を受けられるんですよ」
にこっと笑顔で色々な方法を提示してくれたおかげで、弱虫で痛がりな私も手術を受ける勇気がわいてきました! |