泣くほど痛い!口内炎の原因と治し方、予防に役立つ3つの方法を解説

口内炎ができると食事のときに強い痛みがあり、早く治らないかとずっと気になりますよね。医療機関を受診する方法もありますが、忙しくて時間が取れない方も多いのではないでしょうか。

この記事では、口内炎ができて困っている方や、普段から口内炎ができやすくて悩んでいる方のために、口内炎ができる原因や治し方について解説します。

更新日:2023/10/09

口内炎 原因

■目次

  1. 口内炎とは
  2. 口内炎の種類と原因
  3. アフタ性口内炎
  4. カタル性口内炎
  5. ウイルス性口内炎
  6. 病気が原因の場合も
  7. こんなときは医療機関の受診を
  8. 何科に行けば良いの?
  9. 口内炎の治し方
  10. 塗り薬・貼り薬
  11. うがい
  12. 飲み薬
  13. 口内炎の予防に役立つ3つの方法
  14. 栄養バランスを意識する
  15. 免疫力を高める
  16. 口の中をきれいに保つ
  17. まとめ

口内炎とは

口内炎 原因

口内炎とは、お口の中の粘膜に生じる炎症の総称です。口内炎は、唇の裏側・頬・舌の周囲(側面)にできやすいといわれており、大きさはさまざまで、一度に複数個できることも珍しくありません。

また、口内炎にはさまざまなタイプがあり、どれも痛みを伴うのが特徴。通常の口内炎であれば、1週間~2週間で自然と治ります。

口内炎の種類と原因

口内炎 原因

口内炎は、大きく分けて以下3つの種類があり、それぞれの特徴や原因について解説します。

アフタ性口内炎

口内炎のなかで一般的なのが、アフタ性口内炎です。唇の裏側・頬・舌の周囲に、直径数ミリ程度の円形や類円形の潰瘍(アフタ)ができます。潰瘍の表面は灰白色や黄白色で、周囲は赤くなるのが特徴です。

食べ物や歯ブラシなどが口内炎に少し触れた程度でも強い痛みがあり、熱い食べ物や塩辛い食べ物によってしみることもあります。

アフタ性口内炎は一度に複数個できたり、再発を繰り返したりするケースがあり、これを「再発性アフタ性口内炎」といいます。

アフタ性口内炎ができる原因は明確にはわかっていません。ただ、以下のようなことが原因だと考えられています。

・硬いものを食べたときや歯磨きのときなどに小さな傷ができた
・歯周病によってお口の中の衛生状態が悪くなった
・栄養バランスの乱れが起こった
・ストレスを感じている
・疲労が蓄積している

このような原因が関係しているかもしれないため、できるだけ規則正しい生活を心がけましょう。

カタル性口内炎

カタル性口内炎とは、お口の中の粘膜が赤くなったり白くなったり、ザラザラしたりする口内炎のこと。潰瘍部分が一目見てわかるアフタ性口内炎とは異なり、炎症が起きている部分と起きていない部分との境目がわかりにくくなっています。

自覚症状としては、お口の中がヒリヒリしたり、口臭があったり、酸っぱい食べ物や辛い食べ物がしみたりします。

カタル性口内炎ができる原因としては、以下のことが考えられます。

・頬の内側を誤って噛んでしまい傷ができた
・入れ歯や矯正器具が粘膜に擦れて傷ができた
・熱い食べ物でやけどした
・お口の中の衛生状態が悪くなった
・薬品で刺激を受けた
・全身の抵抗力が下がっている
・過度の喫煙を行なっている

カタル性口内炎にできるだけかからないためには、お口の中を清潔に保ち、刺激を受けないように心がけることが重要かもしれません。

ウイルス性口内炎

ウイルス性口内炎は名前の通り、ウィルス感染で起こる口内炎のこと。小さい子どもによくみられる口内炎としても有名です。症状として発熱や倦怠感が起きた後に唇やお口の中の粘膜に小さな水疱ができ、破れるとびらんや潰瘍を形成。

ヘルペスウイルス・コクサッキーウイルス・エンテロウイルスなどのウイルス感染が原因で、唾液から人に感染する可能性があります。

病気が原因の場合も

口内炎 原因

なかには「単なる口内炎だと思っていたら他の病気だった」というケースもあります。口内炎と間違えやすいものとしては、舌がんや白板症など。

舌がんは、アフタ性口内炎と似た見た目をしていて、舌の周囲に好発します。また、白板症は、粘膜が白くただれてくることがあり、がん化する可能性があるのです。

このほか、病気の初期症状として口内炎ができるケースがあるため注意が必要。たとえば、ベーチェット病・白血病・バセドウ病・大腸炎・がん・糖尿病などは、口内炎を伴う可能性がある病気です。

こんなときは医療機関の受診を

口内炎 原因

単なる口内炎か、それとも他の病気が発症しているのかは、患者さん自身では見分けがつかないです。また、単なる口内炎であっても症状がひどい場合には治療が必要。以下のような場合には医療機関を受診することをおすすめします。

・口内炎が2週間以上治らない
・口内炎が大きくなっている
・熱が出る
・口内炎が再発を繰り返す
・生活に支障があるほど口内炎が痛くて食事ができない

何科に行けば良いの?

口内炎の治療・相談で医療機関を受診する場合には、歯科・口腔外科・耳鼻咽喉科・内科 などで診てもらいましょう。どの医療機関に行けばいいか迷う際は以下のポイントで決めるといいですよ。

歯科や口腔外科…入れ歯や矯正器具が粘膜に擦れて傷ができた場合
耳鼻咽喉科…鼻炎や鼻詰まりなどの疾患がある場合
内科…発熱などお口の中以外にも症状が出ている場合

口内炎治療は耳鼻咽喉科を受診するのが一般的ですが、口内炎ができた原因や体の症状から受診する医療機関を決めると良いでしょう。迷った場合には、かかりつけの歯科などに相談してみてください。

口内炎の治し方

口内炎 原因

口内炎は自然に治りますが、一刻も早く回復させたい方も多いと思います。以下、口内炎の治し方をまとめましたのでぜひご参考ください。

塗り薬・貼り薬

口内炎の治療はステロイド剤を含む薬を塗る・貼るなどして改善を目指します。口内炎用の塗り薬や貼り薬は、薬局やドラッグストアでも購入可能です。範囲が広い口内炎は塗り薬、小さな口内炎であれば貼り薬が向いています。

うがい

口内炎の治りを早めるには、お口の中を清潔に保つことが重要です。うがいによってお口をきれいにできますが、2時間~3時間程度で元の状態に戻ってしまうため、何度もうがいを行なうようにしましょう。2時間ごとを目安に、最低でも1日3回はうがいを行なうのがおすすめです。

飲み薬

口内炎を対象にした飲み薬は、抗炎症成分や粘膜の再生を促進させるビタミンB2・B6などが配合されていて、体の中から口内炎の改善を目指します。

口内炎の予防に役立つ3つの方法

口内炎 原因

最後に、口内炎を繰り返さないために、予防に役立つ3つの方法をご紹介します。

栄養バランスを意識する

食事が偏ると鉄分やビタミンB群などが不足し、口内炎ができやすいといわれています。そのため、適切な栄養バランスを意識することが大切です。

特にビタミンB2・B6を含む食べ物を意識して摂取しましょう。ビタミンB2を多く含む食べ物は、牛や豚のレバー・さわら・納豆など。ビタミンB6を多く含む食べ物は牛のレバー・鶏のささみ・マグロ・ニンニクなどです。

食事の改善だけでは栄養バランスを整えることが難しい場合は、サプリメントで補うのもいいでしょう。

免疫力を高める

過度の疲労やストレスなどによって免疫力が低下すると、口内炎ができやすくなります。十分に睡眠時間を確保しつつうまく気分転換してストレスを発散し、バランスのとれた食生活も心がけていきましょう。

口の中をきれいに保つ

お口の中に食べかすが残っていると、細菌が繁殖して口内炎ができやすい環境になります。寝る前だけでなく、食後には欠かさずに歯磨きをすることが大切です。

また、歯並びが悪くてきれいに歯を磨けない場合は食べかすが残ってしまい、お口の中が不衛生になりがちです。磨きにくい箇所がある方は、歯科医院にて相談しましょう。

まとめ

口内炎 原因

口内炎にはさまざまな種類があり、できる原因が異なります。口内炎は1週間~2週間で自然と治るものの、症状がつらい場合には塗り薬・貼り薬やうがいなどのセルフケアで改善させるのもいいでしょう。

他の病気が原因で口内炎になることもあるため、2週間以上治らなかったり、口内炎が大きくなったりしている場合は、歯科や口腔外科といった医療機関に早めに相談してください。

記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。