【初めての電動歯ブラシ】自分にぴったりな選び方・使い方

電動歯ブラシは3種類に分けられます。電動歯ブラシ、音波ブラシ、超音波ブラシです。それぞれ使い方が異なります。音波ブラシは、ブラシを歯面に当てるだけにして磨きたい部分へ移動させます。超音波ブラシは、手で磨くときと同じようにブラシを動かす必要があります。

更新日:2019/09/25

■目次

  1. インプラント治療後の歯磨きが大切
  2. 電動歯ブラシの選び方
  3. 1.電動歯ブラシ
  4. 2.音波歯ブラシ
  5. 3.超音波歯ブラシ
  6. 電動歯ブラシの使用上の注意点

インプラント治療後の歯磨きが大切

毎日時間をかけて歯磨きをしているのに、「歯垢や歯石がついている」と、歯科医院で指摘を受けたことはありませんか?インプラント治療をした後は、丁寧に歯磨きを行う必要があります。磨き残しが多いと、インプラントを支える骨や歯茎が痩せ、インプラントが抜け落ちてしまうこともある「インプラント周囲炎」になるリスクが高くなるためです。磨くアイテムを少し変えてみるだけで、磨き残しが少なくなるかもしれません。使っているアイテムの見直しをしてみませんか?ここでは、最近種類も増えている電動ブラシの選び方ついてご紹介致します。

電動歯ブラシの選び方

電動歯ブラシは、手で磨くよりも短時間で汚れを落とすことが可能であるため、ゆっくり磨く時間の無い方にお勧めです。電動歯ブラシは以下の3種類に分けることができます。

1.電動歯ブラシ

歯ブラシの振動と回転により汚れを落とします。使い方は歯の表面に当て歯ブラシのヘッドを磨きたい部分へ移動させます。ただし、力を入れて使うと、歯や歯茎を傷つけてしまう可能性が高くなります。歯や歯茎を傷つけず、確実に汚れを落とすためには、一人ひとりのお口の状態や、機種により使い方が異なるため、歯科医院で指導を受けることをお勧め致します。

■特にこんな方にお勧め
歯の表面の汚れだけを落としたい方
歯や歯茎に問題のない方

2.音波歯ブラシ

高速で歯ブラシの毛先が振動し、汚れや食べ物や飲み物の色素(ステイン)を落とす効果があります。また水分と触れ合うことで細かい泡が発生し、その流れによって汚れを落とすこともできるため、毛先が振れていない2~3mm先の汚れまで落とすことが可能とされています。使い方は歯面に当てるだけで、磨きたい部分へ移動させます。お口の中の水分が非常に飛散しやすいため、使い慣れるまでは洗面所での使用をお勧め致します。

■特にこんな方にお勧め
歯の表面と歯と歯茎の隙間の汚れを落としたい方
インプラント治療や矯正治療をおこなっている方

3.超音波歯ブラシ

ブラシのヘッド(毛)部分から超音波の振動が発生し、歯垢をはがしやすくしたり、歯垢に存在する細菌そのものを破壊する力があります。また、超音波には、骨や歯肉の細胞を活性化させる力があるので、歯周病の治りを促進できるとされています。使い方は手で磨くときと同じように、ブラシを動かす必要があります。

■特にこんな方にお勧め
中等度~重度の歯周病の方
歯の表面と歯と歯茎の隙間の汚れを落としたい方
インプラント治療や矯正治療をおこなっている方

電動歯ブラシの使用上の注意点

・電動ブラシで歯磨き粉を使う場合は、歯茎を傷つける可能性があるため、研磨剤を含まないものと、泡だらけになると磨きづらいため、発砲剤を含まないものを選ぶことをお勧め致します。
・ペースメーカをご使用の方は、念のため主治医の先生とご相談ください。
・メーカー、製品によって、使用方法や機能が異なる場合があります。