前歯を1本失った場合の審美的な治療の場合

この患者様は、高校生のときに大事故に巻き込まれ、頭蓋骨骨折など重傷を負われた若い女性です。喪失した前歯をインプラントで取り戻したいとのご要望で、来院されました。

更新日:2019/09/26

■目次

  1. STEP1 インプラントを埋め入れる
  2. STEP2 目立たないアバットメント
  3. STEP3 人工の歯を作成
  4. 美しく自然な笑顔に

STEP1 インプラントを埋め入れる

左の矢印のとおり、写真から見て一番左の残っている歯の根が少し湾曲し、右矢印の神経の湾曲もあって、スペースが狭くなっています。 インプラントの直径は約4mm(3.75mm)ですが、インプラント埋め入れに許される幅は約4.5mmほどであると考えられ、インプラント埋入は慎重に手術を進めることで問題なく終了しました。




STEP2 目立たないアバットメント

人工の歯の土台となるアバットメントが、歯ぐきから露出したり、人工の歯をかぶせたときに透けて見えたりすることのないように、金属ではなく人工サファイアで作ります。





STEP3 人工の歯を作成

最終的にかぶせる人工の歯をセラミックで作りました。実際に模型上に人工の歯肉を作り、その上にセラミックの歯を装着し、より自然な見た目になるように調整します。





美しく自然な笑顔に

人工の歯が入りましたが、歯肉もなじんでおり、見た目が天然の歯とほとんど変りません。人工サファイアのアバットメントも透けていません。





記事提供