様々な治療法 その他(東京都 60歳 男性 会社員のQ &A)

カテゴリ:様々な治療法 その他

6年前下奥歯3本インプラントにしました。今回別な歯の治療で同歯科医院で治療をしました。治療も終わりインプラントの歯茎が痩せているのでインプラント部の歯茎の移植を進められました。完治するまでの期間が心配で、現在糖尿病の治療をしています。移植をしたほうが良いのかお教えください。
6年前下奥歯3本インプラントにしました。今回別な歯の治療で同歯科医院で治療をしました。治療も終わりインプラントの歯茎が痩せているのでインプラント部の歯茎の移植を進められました。移植は上の歯茎からの移植だということです。ためらいは2件で、仕事柄対人説明が多い職業なので完治するまでの期間が心配です。現在糖尿病の治療をしています。合併症は末梢神経障害で漢方薬の服用をしています。移植をしたほうが良いのかお教えください。

[東京都 60歳 男性 会社員]

様々な治療法 その他

インプラントは10年以上お口の中で機能して初めて成功といわれます。既に治療後6年経っているので、あと少しですね。さて、ご質問の内容から推察すると、インプラント周囲の骨に異常はなく、歯茎(周囲軟組織)に問題があるようですね。

インプラントの安定性を左右する要因の一つに、付着歯肉が挙げられます。健康な歯茎のように堅く引き締まって、歯槽骨にがっちり張り付いた状態の歯肉です。付着歯肉は細菌や機械的刺激から、歯やインプラントを守ってくれます。言い換えれば天然の歯も、インプラントも、この付着歯肉に取り囲まれてガードされているのが健康な状態なのです。特に下顎の奥に埋入したインプラントで付着歯肉が少なくなったり、無くなったりすることがあります。この場合、遊離歯肉移植という方法で、付着歯肉を増やしてあげるのです。移植には上顎の口蓋粘膜を使います。手術直後から会話は可能ですが、商談や会議で話す機会が多い方は傷の安静のためにも無理をなさらない方が良いでしょう。移植した粘膜は1週間で糸を取り、そのころには会話も不自由なく出来ます。移植した歯茎がしっかり固まるのにはさらに1週間以上はかかるでしょう。移植する歯茎を取った口蓋の傷も同様です。実際には移植の大小なで変わりますので、主治医の先生に良く説明を受けて下さい。

糖尿病は傷の治りが悪くなる病気です。重傷の場合、インプラント治療は出来ないと言われています。しかし、漢方薬だけコントロール出来ているのであれば、さほど問題にならないと思われます。実際、インプラントが6年間も保っているのですから。移植の可否は、糖尿病でかかっている先生に相談するのが良いでしょう。また、移植をしてくださる先生にも、お伝えしておくべきでしょう。