(東京都 39歳 男性 会社員のQ &A)

カテゴリ:

何回か根管治療してもらいましたがその歯を中心とするような痛みがずっと続いており、もう限界を感じています。歯の壁が薄いので駄目なら抜歯してブリッジと言われていますが、隣の歯(治療歯)のためにも削らずインプラントはどうなのか悩んでいます。抜歯即時インプラントしたほうが良いという話も聞きましたが、こじれているような歯でも直後の埋入は出来るものでしょうか?
先月より右上奥から3本目の歯(根管治療済み)の根っこが膿んできて、もう一度根管治療してもらいましたがその歯を中心とするような痛みがずっと続いており、そのせいか現在頭痛が酷く会社も休んでいるような状態です。医師はすぐ抜くのはもったいないので消炎剤(抗生物質は効かない)飲んで半月ばかり様子見ようと言っているのですが、もう限界を感じています。歯の壁が薄いので駄目なら抜歯してブリッジと言われていますが、隣の歯(治療歯)のためにも削らずインプラントはどうなのか悩んでいます。抜歯即時インプラントしたほうが良いという話も聞きましたが、こじれているような歯でも直後の埋入は出来るものでしょうか?出来るようであれば今の歯科医院ではなく、経験が多く評価の高い歯科でやっていただきたいと思っています。もしやめた方がよい場合、抜歯後骨の吸収による痩せが問題ない期間はだいたいどのくらいなのでしょうか?他にも治療中の歯があり、そちらも痛みがあるので優先順位をどうするか等迷っています。

[東京都 39歳 男性 会社員]

ご相談の患歯ですが、痛みが酷く、何度か根の治療を行っているということですので、おそらく再度の根の治療を行っても治癒する可能性は低いと思われます。根の治療後に起きてくる一過性(一時的)の痛みであれば、2−3日程度で自然に消えるはずですが、半月程度続いていると言うことですので、おそらく抜歯の適応かと推測できます。隣の歯を削らなくても良いというご本人の希望もありますので、抜歯後の処置はやはりインプラントが第一選択と思われます。

顎の骨は歯を支えるために存在していますので、歯を失うと急速に吸収していきます。特に薄い頬側の骨は吸収しやすく、出来れば抜歯と一緒にインプラントを埋め込む「抜歯即時インプラント埋入」がよろしいかと思われます。この方法ですと、骨の吸収を最低限に抑えることができ、またその周りの歯ぐきの変化も最小限に抑えることが出来ます。ただこの方法は、一見、歯を抜いた穴にインプラントを差し込むだけなので簡単そうに見えますが、ご指摘のように割と高い技術というか熟練を要する技術だと思います。また、根の先の病巣の大きさや、骨の残り具合によりインプラントのタイプを選び直したり、骨移植材や特殊な術式を必要としたりすることがあります。インプラント治療に慣れた歯科医院で施術してもらうことをお薦めします。

また、抜歯後の骨の吸収が問題とならない期間と言うことですが、通常、抜歯即時でなければ、1−3ヵ月後にインプラントを埋入する「抜歯早期インプラント埋入」という方法もあります。そして、他にも治療中の歯があると言うことで優先順位をということですが、痛みや急性症状がないようでしたら、インプラント治療を優先すべきと考えます。これは、インプラントを埋め込み次のステップに移行するまでの期間が、上の歯では6ヵ月、下の歯では3ヵ月と決まっています。埋め込むだけ埋込み、インプラントの治癒期間である3−6ヵ月の間に他の歯の治療を行えば、時間のロスも少ないと思われます。


クリップした歯科医院

クリップした医院は0件です