インプラント手術後のお手入れ方法 ―手術直後からその後

インプラントの外科手術を受けてから、その後までの基本的なお手入れ方法についてご紹介します。ここでご紹介することはあくまで参考程度にし、歯科医師や歯科衛生士から直接指導を受けられた方は、その方法に従ってください。

手術直後から2日間のお手入れ方法

手術直後の状態

【インプラントを埋め入れた部分】

基本的には触らないようにしましょう。傷口は「血餅」と呼ばれる血液の塊で覆われ、これは止血させて傷口を治す役割を果たします。血餅 [ けっぺい ] を普通の歯ブラシで触ったり、強いうがいをしたりすると、剥がれて治りが遅くなることもありますので、刺激しないようにしましょう。
歯科医院によっては、手術後用のとてもやわらかい歯ブラシ(軟毛ブラシ)での清掃を指導されることもあります。その際は、指導に沿って行いましょう。

【それ以外のところ】

・ いつも通りに歯の表側、裏側、噛み合わせは歯ブラシで、歯と歯の間は歯間ブラシデンタルフロスで磨いて、清潔に保ちましょう。
・ 歯みがき粉、デンタルリンス、うがい薬の種類によっては、使用を制限する歯科医院もありますので、指示に沿って行いましょう。これらについて何も指導がない場合は、普段からお使いのものを使用しても問題ないと考えられますが、粒子の大きいものを含む(つぶつぶタイプの)歯みがき粉は、傷口に入り込んだり、傷つけたりする恐れがありますので、避けた方がよいでしょう。
・ 入れ歯を装着される方は、歯科医師の指示通りに使用し、外した際は歯ブラシで汚れを落としてから、水、または、洗浄剤につけて保管しましょう。

外科手術後2〜3日から抜糸までのお手入れ方法

【インプラントを埋め入れた部分】

・ 基本的には触らないようにしましょう。うがいをしても出血しなくなったら、食後にブクブクうがいを開始し、縫った糸の周りに汚れを溜めないようにしましょう。
・ 手術後用の軟毛ブラシで清掃する場合は、指導に沿って行いましょう。

【それ以外のところ】

・ インプラント手術後から2日間までの歯磨きと同様です。

上部構造を装着するまで期間がある場合のお手入れ方法

■2回法を受けた方

インプラントは歯茎の中に埋まっている状態ですので、2次手術までその部分の清掃は不要となります。その他の部分は、いつも通りに磨くとよいでしょう。

■1回法を受けた方

1回法を受け、上部構造をつけるまでの間の状態アバットメントを保護するカバーが歯茎から出ている状態ですので、抜糸後は、インプラント部分以外のところと同様に歯ブラシで磨いて、汚れを溜めないようにしましょう。歯ブラシが届きにくい場合は、毛束の小さいワンタフトブラシを使うとよいでしょう。

仮歯や上部構造を装着した後のお手入れ方法

仮歯や上部構造を装着するところ

インプラント部分もそれ以外のところも、歯の表側、裏側、噛み合わせは歯ブラシで、歯と歯の間は歯間ブラシやデンタルフロスで磨いて、清潔に保ちましょう。
ブリッジタイプやAll-on-4(オールオンフォー)などのインプラント治療を受けた方は、ポンティック(歯茎の中に埋めたインプラントとつながっていない人工歯)と歯茎の間に汚れが溜まりやすくなるので、スーパーフロスを使うとよいでしょう。

歯ブラシで磨く代わりに、電動ブラシを使用してもよいでしょう。それと併せて歯みがき粉を使用する場合は、研磨剤を含む歯みがき粉は歯茎を傷つける恐れがあり、発泡剤を含むものは泡立って磨きづらくなる恐れがあるため、電動歯ブラシ専用のものを選択するとよいでしょう。 




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