医療法人社団よしの歯科クリニック医院HP

兵庫県川西市久代4-2-10

当クリニックの治療について

インプラントとは

当クリニックでご提供しているインプラント治療は、失った歯を補うため、人工歯根(フィクスチャー)を顎の骨に埋め込み、アバットメントという連結部で上部構造となる人工歯と接続し噛み合わせや見た目を回復させる治療法です。
天然歯の構造に近いため、自然に近い噛み心地の再現にも繋がります。

歯科用CTを活用した診断

インプラント治療は顎骨に人工歯根(フィクスチャー)としてのインプラントを埋め込む治療のため、しっかりと患者様の顎骨の状態を把握しておくことが大切になると考えています。

歯科用CTを活用した診断を行うことは、骨の状態だけでなく、神経や血管の位置も立体的に確認できます。
これにより手術の安全性を高め、患者様に安心していただけ、より良い治療をご提供できることに繋がると考えています。

デジタル技術を活用したインプラント治療計画

事前の診断には、三次元的な画像が得られる歯科用CTを使用します。
顎の骨の状態を正確に把握でき、精密な診断・治療計画の立案が可能となります。
その上で、CT撮影によって得られたデータを元に、手術用ガイドを製作します。
手術当日は、その手術用ガイドを装着することで、インプラントを計画通りの深さに埋入することが可能となります。

骨が少ない場合のインプラント治療

インプラントを埋め込むためには顎骨の厚さや幅がしっかりと支えるために大切になります。
ただ、患者様によっては先天的な理由や、歯を失った状態が長かった、歯周病などの影響などで、インプラントを十分に支えることができない場合があります。
そういった場合に行うのが、骨造成です。

ソケットリフト

上顎の奥歯の骨量が少ない場合に適用する方法です。
鼻の両側にある上顎洞という空洞部分の粘膜を押し上げ、骨補填材などを詰めて骨の厚みを補います。
インプラントを埋め込むための傷から補填材を詰めることで垂直的な骨の不足を補うことができます。

サイナスリフト

上顎の奥歯の骨量が少なく、上顎洞の粘膜を押し上げ、骨の不足を補う点ではソケットリフトと同じですが、サイナスリフトの場合は歯茎の横の部分から骨を補う処置を行います。
ソケットリフトに比べて手術の負担は大きくなりますが、その分広い範囲の骨を補うことができる特徴があります。

GBR法(骨誘導再生法)

GBR法では骨の少ない部分に、骨補填材を入れ、その部分を特殊な膜で覆い、骨の再生を促します。
骨の再生には個人差があり、目安としては4～6ヶ月ほどとなります。

インプラント治療の種類

抜歯即時埋入

通常のインプラント治療では、抜歯が必要な場合、その部分の傷が治ってからフィクスチャ―を埋め込みます。
しかし、抜歯即時埋入が可能な場合は、抜歯と同時にインプラント手術を行うことで、治癒期間を待つ必要がなく治療を受けられます。
これにより、抜歯からの治癒とインプラント手術での傷が安定し、定着するまでの期間が同じになるので治療期間の短縮に繋がりますし、患者様への負担も軽減できます。

インプラントオーバーデンチャー

残った歯が少ない場合や、すでに総入れ歯を使っているような方にはインプラントオーバーデンチャーという選択肢もあります。
これはインプラントを固定源とした総入れ歯で、通常の入れ歯よりしっかりと固定できるため食事中に動いたり、会話の際にはずれたりすることが防げます。
インプラントを埋め込む本数も片顎当たり、2～4本なのですべての歯を1本ずつインプラントにするのに比べて、手術での負担も軽減できます。
入れ歯部分は患者様自身が取り外しお手入れをしていただけるという特徴もあります。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

矯正治療の症例

【症例】骨造成を含んだ右下顎へのインプラント2本埋入

治療前
治療後

治療名: 骨造成を含んだ右下顎へのインプラント2本埋入
費用: 990,000円(税込10%)
費用内訳: インプラント2本：440,000×2本=880,000円
GBR：110,000円
期間: 18ヶ月(1年6ヵ月)
通院: 2週間ごとに来院

治療内容

患者様の症状: 右下奥歯が欠損し、バランスが不安定になり以前より食べ物を噛むことが困難になった。
治療法: 公的医療保険が適用できないインプラント手術の説明をし、持続性からインプラントを選択しました。
しかし、CT検査をしたところ患者様の右顎の骨量から骨造成が必要なことも判明し、インプラント手術前にGBR(骨造成)も実施し、GBR後に2本のインプラント埋入を行いました。
治療結果: インプラント治療後に痛みを訴えることもなく予後良好に食べ物を噛めている。