インプラントのデメリットまとめ【解説つき】

インプラントは手術を伴う外科治療なので不安になるのは当然のこと。

インプラントは手術を伴う外科治療。顎の骨 の中に金属を埋め入れるわけ訳ですから、不安になるのは当然のこと。ここでは、痛みや腫れなどの身体への負担や高額な治療費の金銭的な不安まで、インプラントのデメリットとその解決法について解説しています。インプラントの不安を解消するためにも、納得して治療を進めるためにも、ぜひこちらを参考になさってください。

インプラント治療5つのデメリットとは?

インプラント治療の5つのデメリットとその解決策をまとめています。これまでインプラントのマイナスイメージや手術に対する恐怖心から、インプラント治療の選択を避けてきた方にも知っていただきたい内容となっています。

1.手術の痛みと腫れの可能性

1.手術の痛みと腫れの可能性

インプラントは外科手術が必要です。顎の骨の中にインプラント体を埋め入れるわけですから、痛みや腫れのリスクが考えられるのはもちろんのこと、「歯医者さんが大の苦手」といった恐怖心が強い方にとって、ストレスを感じやすい治療ともいえるでしょう。

【POINT】気になる痛みと腫れについて

個人差はありますが、インプラントの手術中は局所麻酔が効いているため痛みは感じません。麻酔が切れたあとや術後2~3日程度は傷口がチクチクと痛む可能性がありますが、お薬で痛みをコントロールできることがほとんどです。腫れに関しても個人差があるため一概には言えませんが、一般的には「骨造成術」や「広範囲の手術」の際に腫れが生じやすいようです。いずれにしても術後は担当医の指示に従い安静に過ごしてください。

【POINT】静脈内鎮静法でウトウトしている間に手術終了!

個人差はありますが、インプラントの手術中は局所麻酔が効いているため痛みは感じません。麻酔が切れたあとや術後2~3日程度は傷口がチクチクと痛む可能性がありますが、お薬で痛みをコントロールできることがほとんどです。腫れに関しても個人差があるため一概には言えませんが、一般的には「骨造成術」や「広範囲の手術」の際に腫れが生じやすいようです。いずれにしても術後は担当医の指示に従い安静に過ごしてください。

2.治療期間が長い

      インプラントのデメリット、治療期間が長い

インプラントの魅力の一つに「天然歯のようにしっかり噛める」ということが挙げられます。そのためには、インプラントと骨がガッチリと結合していなければなりません。ところがインプラントと骨は3〜6ヵ月程度ゆっくりと時間をかけて結合していくもの。一定の「定着期間」が必要となるため、結果的に治療期間が長くなってしまうのです。

さらに、インプラントの部品を取り付ける手術や被せ物の製作期間を含めると治療終了まで数ヵ月、骨造成手術や歯茎の移植手術などのオプションを行った場合はさらに時間を要します。つまり、インプラントは時間を要する治療であるということ。インプラントは入れ歯やブリッジと比べて治療期間が長いということを覚えておいてください。

【POINT】治療期間を短縮する方法はあるの?

歯を失った時の治療法として、インプラント以外に「入れ歯」と「ブリッジ」という選択肢があります。治療期間の短さにおいては入れ歯やブリッジに軍配が上がるため、これらを選択される方もいらっしゃるでしょう。

確かにインプラントは時間のかかる治療であり、治療期間の長さはデメリットの一つといえます。しかし、失った体のパーツを人工の歯で補うのですから、綿密な計画と繊細な技術、そしてインプラントが身体に馴染むまでには、どうしてもある程度の時間が必要であることをご理解ください。

もしも、インプラントの被せ物(上部構造)が入るまでの期間を気にしているのなら心配は不要です。インプラントの被せ物が入るまでは一時的な仮歯を着用するので、見た目にも機能面にもほとんど不自由を感じません。焦って治療を進めてもインプラントと骨が結合できず、結果的にインプラント治療が失敗に終わる可能性もあります。治療期間を短縮する解決法にはなりませんが、治療期間の長さは「インプラント成功のための大切な時間」と捉えて治療に励んでみてはいかがでしょうか。

3.顎の骨量が少ないと不利

3.顎の骨量が少ないと不利

インプラントは顎の骨の中にインプラント体を埋め入れる治療です。そのため骨の厚みや量が十分に確保できなければインプラント治療は成功しません。ですので、いくら患者さんがインプラントを希望していても「骨量が少なくてインプラント適用外」と歯医者さんから治療を断られるケースも少なくないのです。

顎の骨は歯が抜け落ち「噛む」という機能や噛んだ時の「刺激」を失うと、次第にやせ細ってしまいます。そのため個人差はありますが長年合わない入れ歯を使用していたり、歯がない期間が長かったり、重度の歯周病に罹患している場合などは既に骨量が少なくなっていることが予測されます。

骨量が少ないのはインプラント治療にとって不利。インプラントを埋め入れたとしても骨と定着できずに抜け落ちる原因となるほか、治療後の見た目や機能面においても影響を与える可能性があります。

【POINT】骨不足を補う「骨造成術」とは?

顎の骨が少ない患者さんでも「骨造成術」を行えばインプラント治療を受けられる場合があります。骨造成術とは人工骨や自家骨(自分の骨)を用いて顎の骨の不足を補う方法。インプラントに適した骨の環境を整えるために、必要に応じてオプション手術として行います。

骨造成術は骨の量や手術部位によって適している術式が異なります。例えば、GBR法、サイナスリフト、ソケットリフト、スプリットクレストなどがその一例です。また、下顎の一部または腰骨の一部を採取し、足りない部分にご自身の骨を移植する方法もあります。自分にはどの術式が適用されるのか、骨造成術のメリット・デメリットも含めて歯医者さんとよく相談してください。

4.治療費の負担が大きい

      インプラントのデメリット、治療費の負担が大きい

インプラントは健康保険(公的医療保険)が適用されない自由診療です。治療に関わる費用はすべて自己負担となるため、入れ歯やブリッジと比べて治療費が高額になることは必須です。インプラントの全国平均相場は1本あたり300,000〜400,000円程度。気軽に治療を受けられる金額ではありません。

【POINT】インプラント費用を削減できる「医療費控除」を活用すべし

インプラントは医療費控除の対象であるということをご存知でしょうか。医療費控除とは自分や家族のために支払った医療費が年間100,000万円を超える場合に適用される控除のこと。高額なインプラントの費用負担を軽減するためにも活用しない手はありません。医療費控除は1月から12月までの1年間に支払った「インプラント治療・医薬品の費用」と「通院のための交通費」の合計が対象です。バスや電車などの交通費も医療費に含まれるため、支払額はメモなどを残して管理しておきましょう。なお、治療費の現金払いはもちろんのこと、デンタルローンの分割払いやカード払いも医療費控除の対象です。

5.歯周病に感染する可能性も!

5.歯周病に感染する可能性も!

インプラントの歯周病を「インプラント周囲炎」といいます。インプラントは人工物のため虫歯になることはありませんが、歯周病に感染する可能性はあります。

天然の歯には細菌の侵入を防ぎ歯の根と骨をつなぐ「歯根膜」という組織があることで、歯周病の進行を防いでくれています。天然の歯は歯根膜の介在により、ちょっとやそっとのことでは歯周病菌が進行できない「天然のバリア」が働いているのですが、人工物であるインプラントにはそのような組織がありません。だから歯周病に感染しやすく、あっという間に進行してしまうのです。では、歯周病が進行してしまうとどうなるのか。それは、もうお分かりですね。インプラントも天然の歯と同様です。天然の歯がグラグラ揺れてやがて抜け落ちるように、インプラントも周囲の骨が溶け出し、最悪の場合はインプラントが抜け落ちてしまうのです。

【POINT】お手入れ次第でインプラントの寿命が変わります!

インプラント周囲炎を防ぐためには定期的なメンテナンスが欠かせません。インプラントは精密なパーツを組み合わせた人工の歯。非常に複雑な構造をしているため、入念なチェックとお手入れがインプラントの寿命を左右します。

歯医者さんでは専門的なクリーニングのほか、接合部の緩みや噛み合わせのチェック、レントゲン撮影などインプラント患者さんにアレンジしたメンテナンスメニューを組み込んでいます。定期的にチェックを受けていれば、患者さんご自身では気が付かない小さな変化も発見できるうえ、万が一のトラブルも早期解決。何もなければ一安心です。

専門的なクリーニングではセルフケアでは取り除けない細部の汚れやこびりついた歯石を取り除き、プラーク(歯垢)の再付着を防ぎます。さらに、担当の歯科衛生士さんから上手な歯みがき方法を教えてもらいセルフケアの質をレベルアップ。セルフケアとプロケアの両面からアプローチしていくことが大切です。インプラントのためにも、残された歯のためにも、そしてお口の健康のためにも定期的なメンテナンスを習慣化してくださいね。

まとめ

      インプラントのデメリットまとめ

どのような治療にもメリットとデメリットがあるように、インプラントにもデメリットがあることは事実です。しかし、同時にメリットも大きい治療法です。ネガティブな面ばかりに気を取られずに、いま一度メリットについても考えてみましょう。

インプラントの最大の特徴はほかの歯の支えを必要とせずに自立すること。残された歯に負担をかけることなく見た目も自然。ブリッジのように天然の歯を削って被せ物を装着したり、部分入れ歯のように金属のバネ(クラスプ)を引っ掛けたりすることもありません。残された天然の歯に負担をかけないので、支えとなっている歯にダメージを与えることはないのです。その結果、健康な歯を長持ちさせることも十分可能でしょう。見た目に関しては歯茎の境目から天然の歯が生えてきたように見えるのでとても自然。見た目の違和感なく周囲の歯にしっくりと馴染みます。さらに、インプラントの安定した噛み合わせは入れ歯やブリッジと比較して咀嚼(そしゃく)能力が高く、食べ物をよく噛んで飲み込むことができます。よく噛むことで栄養の消化吸収を高めるほか、噛む刺激は脳の活性化にも影響を与えるなど健康への影響も高いのです。

おいしく食事を楽しんで、笑顔に自信を持てるインプラント治療。様々なリスクはありますが、事前に回避できることも多いのではないでしょうか。インプラントのメリット・デメリットを再度ご確認いただき、インプラント治療を検討するヒントにしてくださいね!



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