おじいちゃん・おばあちゃんに教えたいインプラントの注意事項3点

入れ歯をインプラントにして、しっかりと食事をできるようにするためにも、高齢者になってからのインプラント治療の注意点・治療の保証って?治療を受ける前に歯医者で確認しておいたほうがいいことや、費用、治療の保証についてご紹介します。

更新日:2019/09/25

■目次

  1. 治療を受けるときに、歯科で確認しておくこと
  2. ■歯科医院の設備について
  3. ■費用について
  4. *保険診療を行う歯科医院で、インプラント治療する場合の注意点*
  5. ■治療の保証について

治療を受けるときに、歯科で確認しておくこと

高齢者の場合、外科手術が必要なインプラント治療を受けることは、精神的にも肉体的にも大きな負担となります。また、歯を失ったまま長年放置していた方や、入れ歯をずっと使用していた方が治療を受ける場合には、埋め入れる本数が多かったり、顎の骨が痩せているために、顎の骨を増やす手術をする可能性が出てくるなど、費用面でも大きな負担となる場合が多くあります。事前に、インプラント治療を受ける歯科医院の設備状態や、インプラント治療にかかる全体の費用について、確認をし、治療を受ける際の不安を取り除いておきましょう。

■歯科医院の設備について

歯科医院

良好な健康状態の高齢者でも、若年者と比べると身体機能の低下がみられ、治療の不安や緊張からくる精神状態によって、体調の変化が起こりやすいとされています。心拍や血圧などの状態を確認しながら、インプラントの手術を行う病院を選ぶとよいでしょう。糖尿病・心臓疾患・高血圧などの持病を複数お持ちの方は、総合病院と連携のある歯科医院や、総合病院でインプラント治療を受けることをお勧めします。

■費用について

歯ブラシ

インプラント治療を受けることを決めたら、治療計画を元に見積書が発行されます。治療期間中の仮歯代や、抜歯の費用が見積りに含まれていない場合がありますので、インプラント治療の見積り以外に発生する金額はないか確認しましょう。
⇒インプラント治療にかかる費用(見積書)チェックリスト

また、インプラントを長く使い続けるためには、お口全体のバランスの確認や、歯垢や歯石を定期的に取り除くためにメインテナンスがかかせません。メインテナンスの費用について尋ねるときは、「インプラント部分」と「お口全体」のそれぞれの費用について聞いておくとよいでしょう。

*保険診療を行う歯科医院で、インプラント治療する場合の注意点*

インプラント治療は自費(自由)診療ですが、診療を受けることで加算される「初診・再診料」と、治療計画を立てて指導や管理を行う「医学(指導)管理」などは、保険・自費治療のどちらを受けても保険点数が発生することがあります。
⇒保険診療と自由(保険外)診療について

■治療の保証について

治療の保証

インプラントが「割れる・欠ける・抜ける」などのトラブルが起きた際に、再修復・再手術の費用を、医院または医院と提携している保証会社が負担を約束する「保証制度」を設ける医院があります。保証制度を受けるために、別途加入金額が必要な場合がありますので、詳細について確認しておきましょう。
⇒インプラントの保証制度

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。