上顎の奥歯を失った場合の症例

インプラントした2名の患者様の症例の紹介ページです。まずこの方は右の奥歯を2本を失いインプラントを埋め入れしました。歯茎の切開の回数が少ない1回法で手術をしました。

更新日:2019/10/01

■目次

  1. 右の奥歯を2本失った場合の症例
  2. 症例
  3. 失った左奥歯の顎の骨が薄い場合の症例
  4. 症例

右の奥歯を2本失った場合の症例

この患者様の場合、まず、パノラマレントゲン写真上でインプラント体を埋入する位置のシミュレーションをおこないました。インプラント体を埋入する手術には1回法と2回法がありますが、歯茎の切開の回数が少ない1回法で手術をしました。アバットメント(インプラント体と人工歯を固定するための支台)と一体になっているインプラント体を1回の手術で埋入します。

症例

インプラント体を埋入した後、骨と結合するまで1ヶ月ほど治癒期間をおきます。型取りをして作った人工の歯を装着し、治療は完了します。治療後は、定期的に検診に通います。自宅での毎日のケアもとても重要になります。

治療前:インプラント体を埋入する位置を確認します。
治療後:インプラント体を埋入しました。

>>メインテナンスの大切さ

治療前

治療後

失った左奥歯の顎の骨が薄い場合の症例

▲ ソケットリフト
(骨の薄い状態→上顎洞を挙上すると同時に、インプラント体を傾斜埋入)

歯が重度の歯周病におかされていたり、歯を失い放置していた場合、その歯を支えている顎の骨は次第に痩せていきます。上顎の骨が痩せてしまうと、頬骨にある上顎洞と呼ばれる空洞がさがってきてしまい、インプラント体を埋入する際に傷をつけてしまう可能性があります。

ソケットリフトとは?→上顎の骨がない奥歯部分に最適な方法

この患者様の場合も、上顎の奥歯を支える骨が痩せてしまい、他院ではインプラント体を埋め入れることができませんでしたので、「ソケットリフト」という方法で、インプラント埋入と同時に上顎洞を押し上げ、骨を増生させる治療をおこないました。
下記の赤丸の部分に自家骨を増生させ、骨とインプラント体が結合するまで、約1ヶ月半の治癒期間をおき、インプラントが安定したのを確認して、型どりをおこない、上部構造を装着します(術後約2ヶ月)。治療後は、定期的(半年に一回)に検診に通います。自宅での毎日のケアも重要になります。

症例

治療前:上顎の骨が薄く、通法でインプラント体の埋入を行うのは困難です。
治療後:傾斜埋入+ソケットリフトで埋入し十分な初期固定を得ました。

治療前

治療後

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記事カテゴリ

①治療前にチェックしたい!インプラントの基礎知識

②安心してインプラント治療を進めるために

③インプラントとお金に関すること

④いろいろなインプラントの治療法

⑤インプラントの種類について

⑥インプラントと骨の関係性

⑧インプラントを長持ちさせるためのケア・メンテナンス

⑨インプラント治療に関わる専門家

記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。