期間は?工程は? インプラント手術「2回法」の流れ

インプラント治療に際して外科手術の流れはどのようなものでしょうか。インプラント手術で一般的に行われる『2回法』の流れについて解説します。

更新日:2020/08/21

■目次

  1. 一般的なインプラント治療(2回法)の流れ
  2. STEP1 埋め込むインプラントを決める
  3. STEP2 麻酔をして、歯茎を切開する
  4. STEP3 あごの骨に穴をあける
  5. STEP4 インプラントを埋め込む
  6. STEP5 インプラントと骨が結合するまで待つ
  7. STEP6 人工の歯の土台を取り付ける
  8. STEP7 人工の歯を装着

一般的なインプラント治療(2回法)の流れ

インプラント治療は、チタン製の人工歯根をあごの骨に埋め込む外科手術が必要な治療法です。インプラントの手術とは、どのような流れで進むのでしょうか?

ここでは、一般的な2回法でのインプラント手術の流れについてご紹介いたします。

STEP1 埋め込むインプラントを決める

インプラントを埋め込む骨の状態を良く調べ、最終的に装着する人工の歯の形や噛み合わせを決めてそれに合ったインプラントの太さや長さを決定します。

STEP2 麻酔をして、歯茎を切開する

インプラントの手術を開始するに際し、局所麻酔を行います。インプラントの手術は、全身麻酔を使った大掛かりな手術ではないため、一般的な歯科治療に使用される麻酔と同じ麻酔薬を使用します。
手術に対して恐怖が強い方はうとうとしている間に手術が行える方法(静脈内鎮静法)もあります。
次にインプラントを埋め込む場所の歯茎を切開し、骨を整形します。

STEP3 あごの骨に穴をあける

インプラント用ガイドドリルで埋め込む方向を決めたあと、事前に決めた深さまでドリルを使って骨に穴をあけます。
その後再度深さと方向を確かめ、決められた太さまで穴を広げます。

STEP4 インプラントを埋め込む

滅菌されたインプラントを容器から取り出し、専用の器具を使って先ほどあけた穴に埋め込みます。
次に、インプラント体にカバースクリューを取り付け、歯ぐきを閉じて縫合します。
ここまででインプラントの埋め込みは終了です。

STEP5 インプラントと骨が結合するまで待つ

インプラント手術後は、痛みが少なくても、処方された薬は飲み切るようにしてください。埋め込み手術から1~2週間で、歯茎を縫合した糸を取り除きます。
この状態で約3~6ヵ月の期間をおき、骨と完全に結合するまで待ちます。
(インプラントの種類や埋める場所、方法によって異なります。)
インプラントと骨が結合するのを待つ間は、お口の中の状態が清潔である必要があります。メンテナンスや消毒は歯科医院の指示に従って通院するようにしましょう。

STEP6 人工の歯の土台を取り付ける

インプラントと骨が結合したら、再度歯茎を切開し、カバースクリューを外します。

STEP7 人工の歯を装着

人工歯を装着するためのアバットメントや噛み合わせる歯の型取りをして人工歯を作ります。
仮歯を装着して調整したあと、最終的な人工歯を装着します。

記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。

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③インプラントとお金に関すること

④いろいろなインプラントの治療法

⑤インプラントの種類について

⑥インプラントと骨の関係性

⑧インプラントを長持ちさせるためのケア・メンテナンス

⑨インプラント治療に関わる専門家

記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。