【要チェック】骨粗鬆症の方のインプラント治療

骨粗鬆症だからインプラントにすることをあきらめていませんか?必ずしも治療を受けられないというわけではありません。骨粗鬆症でもあきらめなくていいんです。骨粗鬆症の方がインプラント治療を受けるのに当たってのメリットや、使用している薬などからのデメリットをご紹介します。

更新日:2021/12/03

■目次

  1. 骨粗鬆症でもインプラント可能?
  2. 骨粗鬆症の方の治療
  3. 手術を避けた方が良い場合も

骨粗鬆症でもインプラント可能?

骨粗鬆症の方でも、インプラント治療は可能です。
骨粗鬆症の方にインプラントを行い、その経過を観察した研究においては“特に問題はない”という論文も多数発表されておりますし、刺激されない、使われない骨は、ますます退化して、かえって骨粗鬆症を進めてしまう危険もあるのです。
骨粗鬆症であってもインプラント治療はあきらめる必要はありません。きちんと骨の状態を検査し、適切な治療を行うことで充分に可能です。骨を失っている場合でも骨を移植したり、再生させる治療法があります。

▼骨に関する治療説明ページ▼
ボーングラフト(骨移植)
GBR(欠損した骨組織を再生させる治療法)
サイナスリフト(上顎洞挙上術)
治癒促進、骨再生治癒を促進させるPRPテクニック

骨粗鬆症の方の治療

骨粗鬆症の方にインプラントを行う場合にはいくつかの注意が必要です。
まず、治療期間です。通常、インプラントと骨が結合する期間は3~6か月程度ですが、骨密度が低い方はその倍の期間にした方が、治療の成功率が高いと考えられています。
また、手術も通常の場合と少々異なり、インプラントを埋入するために骨に開ける穴を通常よりもかなり小さくします。この小さな穴に太いインプラントをねじ込むことによって、骨が圧迫され、インプラント周囲の骨密度が高くなり、安定するからです。

手術を避けた方が良い場合も

骨粗鬆症の方で、ビスホスホネート製剤を使用されている場合は、インプラント等の外科手術を避けた方が良いとされています。
それは、ビスホスホネート製剤が骨の代謝が止め、骨が溶けるのを防ぐ反面、骨の治癒を妨げるからです。また、ビスホスホネート製剤を使用されている方が骨に対する外科的治療(抜歯、インプラント等、小手術等)を受けた後に、骨の壊死などによる予後不良のケースが散見されるようにもなっています。(10万人に1人ぐらいの確立で発症すると言われています。)


骨粗鬆症の方のインプラント治療は可能ですが、通院、薬を服用している等の場合は、担当医との連携をとり、充分に診査する必要性があります。

あわせて読みたい記事

メディア運用会社について

メディカルネット

株式会社メディカルネット(東証グロース上場)は、より良い歯科医療環境の実現を目指し、インターネットを活用したサービスの提供にとどまらず、歯科医療を取り巻く全ての需要に対して課題解決を行っています。

当サイト「インプラントネット」を通して生活者に有益な医療情報を歯科治療の「理解」と「普及」をテーマに、自分に最適な歯科医院についての情報や、歯の基礎知識、インプラントなどの専門治療の説明など、生活者にとって有益な情報の提供を目指しています。

インプラント歯科医院を探すなら「インプラントネット」

インプラント治療を行なっている歯科医院を、全国から簡単に検索できます。お近くのインプラント歯科医院をお探しの場合にもぜひご活用ください。

記事カテゴリ

①治療前にチェックしたい!インプラントの基礎知識

②安心してインプラント治療を進めるために

③インプラントとお金に関すること

④いろいろなインプラントの治療法

⑤インプラントの種類について

⑥インプラントと骨の関係性

⑧インプラントを長持ちさせるためのケア・メンテナンス

⑨インプラント治療に関わる専門家

記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。