「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」、あなたに合った治療法は

入れ歯、ブリッジ、インプラントにはそれぞれメリットとデメリットがあります。歯を一本失った場合、どれを選択したいですか?決して値段で決めずに、一生付き合っていく歯を見つけるつもりで治療法を選択することが大切です。

更新日:2019/09/27

■目次

  1. 3つの選択肢がある
  2. CARE 1 ブリッジ
  3. CARE 2 部分入れ歯
  4. CARE 3 インプラント

3つの選択肢がある

歯を1本失った場合、治療法は「ブリッジ」と「部分入れ歯」と「インプラント」の3つの選択肢があります。ここでは、それぞれの治療内容とメリット・デメリットについてご紹介します。

CARE 1 ブリッジ

ブリッジは、失った箇所の両隣の歯を削り、それを土台として橋を架けるように三本連結した人工の歯を被せ、欠損を補う方法です。

【メリット】

・装着しても違和感が少ない。
・人工の歯の材料は様々な種類があり、より天然の歯に近い修復も可能。
・保険適応外の材料(セラミックなど)を使用しなければ、保険で治療できる。


【デメリット】

・人工の歯を支えるために、健康な歯の場合でも両隣の歯を削る必要がある。
・支えになる歯に大きな力がかかり、将来的にその歯を失う原因となる場合がある。
・人工歯と歯茎との間の部分に食べ物がつまりやすい。

CARE 2 部分入れ歯

部分入れ歯は、両隣の歯に金属のバネを引っ掛けて義歯を固定させ、欠損を補う方法です。

【メリット】

・ 健康な歯を削らずに欠損を補える。
・他の治療に比べて早く治療を終えることができる。
・保険適応外の材料を使用しなければ、保険で治療できる。


【デメリット】


・口の中の違和感が大きい。ガタつきやすい。
・金属のバネが見た目の美しさを損なう。
・バネをかけている歯に負担がかかり、将来的にその歯を失う原因となる場合がある。

CARE 3 インプラント

インプラントは、歯を失った箇所にチタンでできた人工の歯根を埋め込み、そこに人工の歯をかぶせて欠損を補う方法です。

【メリット】

・健康な歯に負担を掛けることがない。
・しっかりと顎の骨に固定されるため、天然歯を変わらない感覚で噛むことが可能。
・美しく自然な見た目を回復することができる。
・きちんととメインテナンスを行えば、半永久的に機能させることができる。


【デメリット】

・保険適用外で、他の治療と比べると治療費が高額。
・手術が必要になる。
・他の治療より治療期間がかかる場合もある。



インプラント治療は保険適用がなく、手術を伴うというデメリットもあります。
しかし、残った歯に負担をかけずに治療できる唯一の方法で、インプラント自体もメインテナンスをきちんと行えば、他の治療よりも長く機能させることができます。

決して値段で決めず、一生付き合っていく歯を見つけるつもりで治療法を選択することが大切です。

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。