ICOI ( 国際口腔インプラント学会 ) について

ICOI ( International Congress of Oral Implantologists )は、本部を米国ニュージャージー州に置く、1972年に設立された国際的な口腔インプラント学会です。すべての患者様により良い歯科治療を提供することを目的に、歯科医師を始め、歯科に関わる医療従事者に対して、インプラント教育に努めています。日本支部もあり、日本のドクターも積極的に参加しています。ICOIが出版している学術誌「Implant Dentistry」のインパクトファクターは「1.404」で同分野の学術誌の中での評価は大きいものです。(2014年1月時点)。

更新日:2020/10/09

ICOI ( 国際口腔インプラント学会 ) について

■目次

  1. ICOIのミッション
  2. ICOIのビジョン
  3. 所属会員
  4. ICOIで取得できる認定資格
  5. <更新について>
  6. <資格の種類>

ICOIのミッション

ICOI

患者様へのより良いサービスのため、会員である歯科インプラント医療従事者のニーズに応え、質の高い教育を提供すること。

ICOIのビジョン

的確な歯科医療情報を会員に配信し、そうした情報が臨床に生かされることで、人々の健康に寄与することです。実現するために、下記の取り組みを行っています。

・歯科医療に関する臨床研究および基礎研究をサポートして、最新の知見を会員に提供します。
・国際的に会員の業績を顕彰し、共有します。
・保険関連の団体や企業と協力し、人々の健康に寄与できる国際的な体制を構築します。
・会員が高い人間性と職業倫理を具えるよう啓発活動を行います。
・国際的なネットワークを生かして会員相互の友好を図ります。
・治療と予防に関して、根拠に基づく正確な医療情報を提供します。

所属会員

・一般歯科医
・口腔顎顔面外科医
・歯周病専門医
・補綴専門医
・歯内療法専門医
・歯科矯正医
・歯科技工士
・歯科衛生士
・研究者
・大学教員
・歯学部生
・卒後研修医
・歯科業界の代表者

ICOIで取得できる認定資格

ICOIでは、歯科医師または歯科技工士であることを条件に、インプラント治療の経験によって、Fellowship、Mastership、Diplomateの3種類の資格認定をしています。インプラント治療では、基礎知識はもちろん、臨床経験、研究および実践のバランスも評価の対象となり、資格審査には各分野の先生を配置し、厳しい審査を行っています。

<更新について>

どの資格においても、3年ごとの更新があります。資格を取得した後も、日々経験や実践を積んで積極的にインプラント治療の技術を磨く必要があります。

<資格の種類>

■ICOI Fellowship (研修医) 更新:3年
インプラント治療において一定の知識・技術を持ち、適切な診断と治療を行うことができるドクター向け。

■IPS Mastership (補綴認定医) 更新:5年
補綴治療を中心に行うドクター向け。Fellowshipよりも高度な条件が求められます。

■ICOI Diplomate(指導医) 更新:5年
補綴と外科治療を行うドクター向け。Mastershipよりも豊富な臨床経験と研鑽が求められます。

>>ICOI 資格認定についてのご案内

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。