歯の役割 発音と噛み切る前歯

インプラント総合サイトです。歯科インプラントに関する治療説明『歯の役割 発音と噛みきる前歯』についてご紹介します。歯を失ってお困りの方、入れ歯・ブリッジが合わない方は是非ご覧下さい。

更新日:2019/10/02

■目次

  1. 前歯の役割
  2. もしも前歯を失ったら

前歯の役割

前歯は笑顔などを美しく見せるために大切です。もしも前歯が無かったら、魅力も少し減ってしまいます。

その他にも、前歯には役割があります。

役割の一つは、きれいな発音で話すということです。
発音をするためには、お口から正しく空気が流れる必要があります。前歯が無い、もしくは隙間があったりすると、空気が漏れ、個人差はありますが発音がしづらくなったりします。
前歯におけるトラブルは発音障害に直結しますので、充分注意が必要です。

もう一つの前歯の役割は、ものを噛み切るということです。

上下の前歯の先端を併せてみてください。前歯の数本だけが当たり、奥の歯が離れると思います。
これが前歯の大切な役割で、前歯だけが当たるからこそ、ものを噛み切ることができます。

咬んでいる前歯にグッと力を入れてみてください。奥歯で咬みしめる時ほどの大きな力をかけることはできません。これは「てこの原理」と同じで、顎の関節(支点)と噛むための筋肉の位置(力点)から、最も遠いところにあるのが前歯の先端(作用点)なので力が入りにくいのです。

そして、奥歯のように強い力をかけることができないからこそ、弱い前歯は食べ物を咬みくだくような強い力から守られているとも言えるのです。また、咬み合わせる位置を決める役割を果たすことで、奥歯に必要以上に大きなな力が加わったり、咬み合わせることから歯が減っていくことから守っているのも前歯なのです。

もしも前歯を失ったら

程度の差はありますが、前歯を失うと、発音がしづらくなった、と感じると思います。
そして食べ物を噛み切ることができなくなるので、消化が悪くなり、また奥歯が常に擦り合わされル事で歯の負担は大きくなります。
こういった影響に伴って、奥歯にかかる側方圧(歯を揺さぶる力)も大きくなり、結果的には奥歯に加え、歯茎などの歯周組織にも悪い影響を与えることになります。

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記事監修

歯科医師 古川雄亮 先生
国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事した。歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加した。 2019年10月10日Natureに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開。