病院の種類は数多くありますが、歯医者が苦手な方は少なくないのではないでしょうか。直接的に歯を削ったり、あるいは抜いたりと、目の前で治療が繰り広げられるため、たとえ麻酔が効いていたとしても、心理的に遠慮しがちな方が多いのかもしれません。しかし、医療が進歩しているのは歯科治療の現場でも同様で、昔のような歯医者=痛い、という一般的なイメージはほぼ無くなったのではないでしょうか。
将来的に歯を失うことにならないよう、問題があったらすぐに歯科医に行くのが懸命ですが、いろいろな理由で歯を失ってしまう方が多いのも事実です。
そこで、デンタルインプラントを知っているかどうか、アンケートを取ってみました。
アンケートの質問内容及び、結果は下記の通りになりました。
非常に高い、デンタルインプラントの認知度
「はい」と答えた方々の回答には、以下の様なものがありました。

- ■調査地域:全国
- ■調査対象:年齢不問・男女
- ■調査期間:2014年4月23日〜5月2日
- ■有効回答数:100サンプル
- 「歯茎に密着させて自分の歯のようになじませる手術方法です。高いものでは数百万円はします。セラミック製であったり、プラスチック製であったり素材によっても様々で保険適用外で治療を行うことが一般的です。」
- 「専用の金具で歯茎に固定することで本物の歯のように扱う事が可能で、装着したまま食事や歯磨きができる利点があります。殆どの場合、費用は全額が自己負担になります。」
- 「セカンドオピニオンも重要で充分に説明を受けて納得してから治療する必要がある」
専門的な知識を持った回答が多く見受けられたほか、高額な治療費について言及されている方も多かったようです。
「いいえ」と回答された方々の回答内容です。
- 「今までは入れ歯しか無かったけれども、インプラントは人口の歯を歯茎に植え込むと言うようなイメージを勝手に持っていました。手術費用が少し高いという印象を持っています。」
- 「入れ歯や義歯に関することなのかな、と想像する程度です。どちらかと言えば、矯正歯科なのでしょうか。恐らく、何かの器具を使うのではないでしょうか。保険の適用外というイメージもあります。」
- 「もしくは歯のホワイトニング関連の薬を使った治療法の一種などでしょうか」
いいえと回答しつつも、概要を知っている方が多い中、ホワイトニングと勘違いしている方も少なからずいらっしゃるようです。
まとめ
今回のアンケートでは、詳細を知っているかどうかは別として、多くの方がインプラントの概要について知っていることがわかりましたが、特に保険適用外で、医療費が高額となることについては、沢山の方が言及されていました。ニュースで流れることもあるため、一昔前に比べると世間的な認知度は大きくアップしているようです。
反面、近年のインプラント治療には材料として、耐食性の高いチタンが一般的になっていますが、あまり知られていないようです。
また、「いいえ」と答えた方では、ホワイトニングと勘違いしている方が複数見られました。
いずれにしろ、末永く付き合うであろう歯は、大事にしたいものですね。