すみれさんの相談

カテゴリ:その他

骨造成に使用されるバイオース(Bioos)等について

GBRでバイオースを使用して狂牛病の心配はないのか?
∨瑤蓮▲丱ぅースにかわる他の、科(化?)学合成の素材はどんなものがある  のか?  更にその、定着性はどうか?
以上、につきまして問い合わせ致します。よろしくお願いします。

(1)
焼成処理をしており、狂牛病の心配はないと思います。
厚労省も認可をしており(インプラントは除く)、欧米では長い歴史があります。

(2)
骨補塡材には、自家骨、他家骨(他人の骨)、動物由来のもの、化学合成されたもの
があります。

自家骨(autogenous bone graft)は、自分の骨を採取して使用するので適合しないという問題がなく、材料代はタダです。
ただ、インプラント部位以外の別の場所も手術するので、腫れが2箇所になります。
手術時間も2倍になります。
インプラント埋入の技術よりも自家骨の採取の技術の方が難しいので、術者の技量もかなり必要です。
自家骨は吸収してなくなりやすいので、長期の結果が出にくいという欠点もあります。


他家骨(allograft)は、死体から採った骨なので、日本では使用されません。


動物由来のもの(xenograft)はバイオスなど一部認可されています。動物由来の骨補塡材はメンブレンと違い吸収されず、身体に残ります。気になる患者さんは、化学合成された材料(alloplast)を使うといいと思います。


化学合成された補塡材(alloplast)は、骨伝導能(osteoconduction 骨芽細胞の足場となる能力)しかありませんが、感染のリスク(disease transmission)はないと思います。



インプラント治療の成功には、4つの要因(歯科医の技術、患者さん自身の身体や考え方、手術の術式、インプラントや補塡材といった材料)があります。

材料は最も小さい要因であり、最も大きな要因は歯科医の技術です。
テニスや野球などの道具を使うスポーツに例えると、下手な選手の場合、どんなに良い道具を使っても結果は出せません。
同様に、いくら良い材料を使っても、そもそも歯科医に骨造成手術の技術がなければ、手術は失敗してしまいます。


材料については、動物由来のものは使用しないようにお願いして、インプラントの埋入技術だけでなく、骨造成の技術を持つ先生に手術をお願いすると良いと思います。
  • すみれ(70歳 女性 主婦 )
  • 2019年11月06日10時12分
 早速のご回答、ありがとうございました。
厚生省の認可がないのが気になりました。
丁寧なご回答、誠に感謝しております。
                      すみれ
すみれ様
ご相談有難うございます。

私自身、Biossは使用したことはありませんが、骨補てん材としてはポピュラーなもので、治療成績は比較的良いと聞いています。
私が使用しない理由は、まさに貴女がご指摘のとおり、Biossは牛や豚などの生体由来の補てん材なので絶対に安心かと言われると自信はありません。
しかし、現在、これによる後遺症などの報告はないので、よほど
問題はないかと思われますが、100%の安全性はないのかなと
思います。
  • すみれ(70歳 女性 主婦 )
  • 2019年11月06日10時17分
  早速のご回答、ありがとうございました。
牛コツは、100%ではないことが理解できました。
わかり易いご説明、感謝致しております。
                         すみれ
Bio-Ossはウシの焼成骨で骨組織に付着する物質が科学的に除去されているためGBRなどに使用されているので、狂牛病の心配はありません。
人工骨代用剤としましては、非吸収性ハイドロキシアパタイト、吸収性ハイドロキシアパタイト、β燐酸三カルシウムなどがあります。


  • すみれ(70歳 女性 主婦 )
  • 2019年11月21日13時37分
ご回答、ありがとうございました。
不安な気持ちがありましたので、とても参考になりました。
                              すみれ



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