あねらさんの相談

カテゴリ:その他

インプラント周囲炎のその後

  • 投稿者 あねら さん [42才 女性 自営業] 2020/05/05/ 12:52
  • カテゴリー 様々な治療法 その他 治療前
  • お悩みの歯 上あご右1番 上あご右2番

42歳、女性、喫煙無し

上前歯にインプラントを2本入れて11年目になります。
前歯なので歯茎下がりがあります。
表面は4ミリほどの歯茎下がり
裏側はインプラントの付け根に、ご飯粒が挟まるくらいの凹みがありますが
普通に使えておりました。

GW中にインプラントの辺りがムズムズして
救急病院でのレントゲンで周囲炎が確認されました。
引っ張たら抜けそうなくらいに骨吸収が進んでいます。
骨と接しているのは埋め込まれたボルトの4分の1程です。

インプラントにしたきっかけは
小学生の時の根幹治療の不備で、直径1センチ程、骨が溶けてしまい
そこに人工骨を入れてのインプラントか、入れ歯かブリッジかの選択でしたので
先端治療にインプラントを選択しました。

質問です。
1、このインプラントを残す事は可能でしょうか?

2、残せない場合、新しくインプラントを入れても、また10年程で骨吸収してしまうのでしょうか?

3、入れ歯を選択の場合
インプラントを抜いて、骨が無くても入れ歯はできますでしょうか?
自然治癒力で骨は増えてくるのでしょうか?
人工骨を再度入れる必要はありますか?

4、インプラントの技術も進歩していると思います。
おススメの治療法がありましたら、ご教授お願いいたします。

どうぞよろしくお願いいたします。

北梅田ロワイヤルおとなこども歯科の芳本です。

質問者様のだいたいの状態はわかりました。救急病院にいかれて、そこでレントゲンを撮って初めて骨吸収がわかったということは、定期検診にはいかれていなかったということでしょうか。インプラントには定期的なメンテナンスが欠かせないと思います。車にエンジンオイルの交換、車検があるように。しっかりメンテナンス来てもらえたらかなり長持ちするのもインプラントになります。

質問の答えなのですが

1. おそらく撤去のほうがいいと思われます。ただ、症状も特になく抜きたくないなら、抜けるまで使われても大丈夫ですが、その分、骨の吸収がかなり大きくなります。

2. 上記のようにメンテナンスをしっかり受けている場合、もっと持つ可能性が十分ありますが、身体の体調や将来の病気など不安要素が年齢とともにでてくる場合、10年ぐらいでの骨吸収の可能性も考えられます。

3. 入れ歯は可能ですが、人工骨を入れた方が更によいと思われます。

4. インプラントの骨の状態もありますが、インプラントを撤去して、新しいインプラントを埋入してその日に仮歯を入れる即時加重での治療が、最新の治療として可能だと思われます。ただ、かなり重度の骨吸収がある場合難しい場合もあります。


最後に僕のアドバイスになりますが、11年インプラントを使って、便利さなど後悔していないのであれば、もう一度インプラントがいいと思いますし、11年でダメになるようではと後悔されておられるのであれば、ブリッジや入れ歯がいいかと思われます。ご参考になればと思います。




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