「科学根拠に基づいた有益なフォーラム」 - ノーベルバイオケア・ワールドカンファレンス2007


2007年5月20日(日)から24日(日)の5日間、アメリカ・ラスベガスにてノーベルバイオケア・ワールドカンファレンス2007が開催されました。
2003年の第一回開催以来、回を重ねるごとに規模が大きくなっており(隔年開催)、世界各国から約10,000人の参加者280人のスピーカーを迎え盛大に、そしてかつてないほどに革新的且つ科学的根拠に基づいたコンテンツで、歯科業界に関わる人にとって、とても有益なフォーラムだったと思われます。


ワールドカンファレンスはBranemark教授の衛星中継とHeliane Canepa CEOの 挨拶からスタートしました。

カンファレンスのコンテンツは、「学習の機会」主に考えて構成されており、アリーナ・プログラム(メイン・プログラム)は、科学的調査に沿った患者様の治療計画・外科術式・修復ソリューションを中心に進められ、世界中から衛星中継で最初から最後までのライブオペが35回放映されました。 ライブオペのデモを行うだけではなく、エキスパート・パネルやスピーカーが診断から治療終了までのそれぞれの治療方法にフォーカスし、学術的ディベートが交わされていました。

また、より自分にあった学習を体験したいという参加者には、世界最高水準の臨床家や医師が多数の実践的なトピックにフォーカスして分析・ディベート・レクチャーを行うワークショップが用意されていました。
(例えば、「インプラント支台の修復方法」や「臨床応用システムを用いた予知性の高いインプラント挿入」 など)


また、ノーベルバイオケア製品をより効果的に導入する方法や具体例についてエキスパートによるガイダンスを行うハンズオン・セッションが行われていました。
その他、以下のプログラムがありました。

<マンツーマン・セッション>
自身の臨床ケースに関して、世界的エキスパートとディスカッション・アドバイス

<スペシャル・プログラム>
世界的エキスパートが高度なトピックについて解説

<展示>
ポスターアワード・製品展示(スペックだけではなく、検証データ・調査結果・報告書などライブラリで閲覧可能)

カンファレンス全体・それぞれのプログラムに関しても、学術的・価格的根拠に基づいた教育と学習を目的としたものでした(” science base”・”evidence base” というフレーズを良く聞きました)。

なぜ “学習”が必要なのか...

「患者様は信頼でき、安全性が高く、また費用面でも満足できる治療を歯科医師から提案してもらうことを望んでいます。では、患者様の期待に答え、期待以上の成果をもたらすにはどうすればよいのでしょうか?私たちは数ある治療法から患者様に選択してもらうよう、そのノウハウを学んでいく必要があるでしょう。」

ノーベルバイケア CEO・Heliane Canepa氏の言葉が印象的でした。


レポート:メディカルネットコミニュケーションズ(インプラントネット事務局)
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