黒猫ポンタさんの相談

カテゴリ:審査と診断

奥歯4本抜歯しインプラントにする場合のインプラント本数

  • 投稿者 黒猫ポンタ さん [63才 男性 会社員] 2020/04/01/ 14:31
  • カテゴリー 手術について 審査と診断 治療前
  • お悩みの歯 上あご右4番 上あご右5番 上あご右6番 上あご右7番

現在右上4本を抜歯し、インプラントにしようかと考えています。4本の状態は4番が少し動揺がある、5番はしっかりしているが6mmのポケットがある、6番は少し下がってきており外側歯根が露出しかみ合わせが悪い、7番は10mmのポケットがある、状態です。以前酷い歯周病だったため(今は治っています)、骨がかなり吸収されており、もってあと5〜10年だと考えました。4番と6番は早々にダメになると思います。最近まで左上3本5,6,7番を抜歯し、5,6番にインプラント2本を入れました。7番は歯槽骨が不足し、インプラントが入れられないということでした。こういうことがあり、右については早めのインプラントを考えました。右4本の抜歯、インプラントについては、私から言いだしたものです。その結果、その歯医者さんからは、5,6,7番インプラント、4番にインプラントの延長歯の提案を受けました。一方私はネットなどで調べて、5番7番のインプラントブリッジと4番延長歯はどうか、との提案をしました。4番は噛むのには殆ど使っておらず、5,6,7番のインプラントブリッジで大丈夫なのではないかと考えたものです。その結果、その歯医者さんは少し心配だけど大丈夫だろう、ということでした。これだと費用は安くなるのですが、耐用の点で心配になりました。専門家の御意見を伺えれば幸いです。(8番はありません)

黒猫ポンタさん

ご相談有難うございます。
実際にお口の状態やレントゲンを見ないとはっきりとしたことは言えませんが、7番は現在もポケットが10ミリあるのであれば、諦めた方が良いでしょうね。
4、5、6番が本当に抜歯が必要かどうかも十分に考えた方が良いと思います。

インプラントしたら全て上手くいき、永久に噛めると思っていませんか? 

歯周病患者さんは定期的なメインテナンスをしっかりとしていないと、インプラント周囲炎を起こしやすいというリスクがあります。
噛み合わせのバランスはどうでしょうか。
右下の歯がしっかりしているでしょうか。
食いしばりや歯ぎしりはしていないでしょうか。
歯磨きなど、手入れは上手にできるでしょうか。

また4、5、6、7番を抜歯してどれ位の骨が残るのでしょうか(骨の幅、高さ)。
またインプラントの埋入はどのタイミングで行うのか(“柑即時、抜歯後1〜2ヶ月、3〜4ヶ月以上)。
上顎洞(副鼻腔)のサイズはどうでしょうか。埋入する場所に骨の高さがあるでしょうか。
インプラントのメーカーは? 形態は? 上部構造の仕上げは?

などなど、色々な条件をクリアしてインプラントは上手くいくのです。

以上のことを考えてやはりインプラント治療を受けるとした場合、主治医の提案(5、6、7番にインプラントで4番を延長)でも延長ブリッジです。延長する歯をポンティックと言いますが、この延長ポンティックに咬合力が掛かるとブリッジ全体が転覆しそうになります。即ち5番は押し込まれ、7番は引き抜きの力となります。
あなたの案では4本のところ 5、7番2本で、さらに4番は延長ポンティックとなっていますのでインプラントの負担はかなり大きいと思います。
インプラントでも無理な力が掛かり続けると、支えの骨が吸収して脱落することがあります。
細いインプラントだと折れてしまう可能性もあります。

私だったらこのプランはやりません。最初に書きましたが、長持ちさせようと考えるのであれば、リスクは極力少なくするべきです。費用を安くするために本数を減らして、後にインプラントが失敗したら全てが無駄になってしまいます。

長々と書きましたが、本当に4、5、6番も抜歯してインプラントにした方が良いのかどうか、また費用優先でリスクのあるインプラント治療を受けるのか、十分にご検討下さい。
天然歯列でのブリッジでは、補綴(人工のもので補うこと)する本数・部位にある程度の基準はありますが、インプラントによる補綴では明確な基準がありません。
つまり、残存する骨の量、対咬する歯の状況、咬合様式などをもとにする担当歯科医師の総合的な判断に委ねられます。
また、逆にどれぐらいの本数があれば必ず大丈夫とも言い切れないのが実情であると思います。
ですから、担当の先生の「少し心配だけど大丈夫だろう」というのは正直なところであると思います。
私からそれ以上にご意見を申し上げられることはございません。



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