ままさん(東京都)の相談

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  • 投稿者 まま さん [42才 女性 主婦] 2008/05/07/ 16:24
  • カテゴリー 治療中

 今仮り歯の状態で調整中なのですが、最終的なインプラントはチタンの埋めた場所にもよると思いますが、連結タイプとパーツごとに離れているものとでは、強度は変わらないのでしょうか?変わらなければ将来壊れたときの修理費用を考えると連結してない何本かでパーツで離れていて壊れたところだけを直せるのがいいのですが、強度が心配です。アドバイスお願いします。

ままさま

かねこ歯科インプラントクリニックの金子 茂です。

フィクスチャーでなく、上部構造のことでしたね。
わかりました。

埋入本数が文面からは不明ですが、全顎補綴(歯が1本もないとき)の場合、

4本埋入(オール・オン・フォー、後方インプラントは傾斜埋入します。)の場合→
必ずワンピースの補綴物になります。
(端から端までつながっているブリッジ)
通常、歯肉付きの補綴物になります。スクリュー固定です。

6本〜10本埋入の場合→前歯部、両側臼歯部の3つのパーツに分けて
ブリッジをつくることができます。
但し、埋入位置が正確でなければなりません。
(通常、骨造成術が行われます。)
(骨造成をおこなわないため、埋入位置が正確でない場合は、
オール・オン・フォーに準じて歯肉付きのワンピースになります。)

強度は、ジルコニアでつくればいずれの場合も問題ないと思います。

全顎補綴の場合、埋入したインプラントの角度補正のため、
マルチユニットアバットメントがよくつかわれます。
この場合、スクリュー固定になります。

ジルコニアは、ブリッジの部分のみで、セメント固定でしょうか?
これは簡単な全顎症例の場合に行われます。
セメント固定の場合、3つのブリッジに分けないと、適合しにくいと思います。

インプラントシステムと、埋入本数、埋入位置が不明のため、
十分説明できませんが、
オール・オン・フォーでない場合は、3ピースのブリッジになることが普通だと思います。
3ピースのブリッジの欠点として、将来、前歯部歯肉の退縮にともない、
ブラックトライアングル(黒い隙間)が出来やすいことがあります。

オール・オン・フォーの上部構造では、歯茎自体を人工物で製作しているため、
ブラックトライアングルがおきません。
  • ままさん[東京都 42才 女性]
  • アドバイスどうもありがとうございます。すいません、私の伝え間違えで、インプラントのことではなく、上の最終的な被せ物のオールセラミッククラウンの相談なのですが、端から端まで総入れ歯ののようにつながっているものと途中で離れて造られているものとでの強度を再度教えていただけますか?上歯は今一本も歯がない状態でインプラントが入っている状態で仮り歯がついている状態です。セラミックジルコニアを造るにあたって何本かでつなげてインプラントに装着するか、端から端まで一体化のものをつけるかの強度をすいません、再度教えてください。
    ままさま

    はじめまして。 かねこ歯科インプラントクリニックの金子 茂です。

    連結タイプとは、ワンピースインプラントのこと
    パーツごとに離れているものとは、2ピースインプラントのこと
    と理解していいのでしょうか?

    http://www.implant-kyushu-yamaguchi.net/kinds.html
    をご覧ください。詳しく説明しています。

    さて、強度はワンピースでも、2ピースでも問題はないと思います。
    42歳という年齢ですので、将来の設計変更のことを考えると、
    2ピースの方が汎用性にとみ、有利だと思います。

    1ピースは、外科的侵襲を避ける場合や、条件の良い場合の単独歯、
    直径の細いφ3mmインプラントしか埋入できないときなどの、
    特別な場合のインプラントだと考えてください。



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