虫歯さん(埼玉県)の相談
右上4番の歯に膿がたまり、抜歯となりました。3番の歯は神経の治療済みなのですが5番は健康な歯ということと、3番と5番の歯は力のかかる方向が違うため、フ゛リッシ゛よりはインフ゜ラントのほうがいいでしょうという診断を受けました。インフ゜ラントにした場合、自分の手入れの加減もあると思いますが、どれだけもつのか、タ゛メになった場合にその後どういう治療になるのか不安です。大がかりな手術という点でも恐怖心が消えないのですが、4番の場合はフ゛リッシ゛ではタ゛メなものでしょうか?将来的なことを考えると5番の歯を削ってフ゛リッシ゛するよりはインフ゜ラントのほうがヘ゛ターな選択でしょうか。ご意見お聞かせください。
-
- 調布北口歯科医院・インプラント研究所
- ( 東京都 調布市 )
- 2008年08月01日15時54分
調布北口歯科医院 児玉です。
4番が欠損(抜歯)した場合ブリッジで両方の歯を削って2本の歯で3本のクラウン(人工冠)を入れる場合の欠点は
①両サイドの歯のエナメル質(歯をガードしている硬い白い部分)を削ることによる歯の弱体化が大きな問題です。
②1本欠損によって両サイドの2本の歯で3本分の力を補わなければならないので長い間ブリッジとして使っていると、その2本の歯の負担は大変なものになり又、歯の力のかかる方向性がお互いを引き合う方向に集中して骨の吸収を起こしやすい。
③歯の清掃性(ブラッシング)も連結により複雑になり、磨きずらい。
インプラントの場合
①両サイドの歯を傷つけず又、欠損した所にインプラントが入って力を負担するので両サイドの歯が助かるだけでなく歯の噛み合わせによる力の方向性が分散されます。
②インプラントはブラッシングを自然歯よりもそっと磨いていただければ(歯ぐきを傷つけないように)自然歯と同じだと考えて下さい。
③これからは残っている歯は負担をかけず、なおかつ残っている歯の力を助けるのでインプラントは、ますます多くなると思われます。