そらさんの相談

カテゴリ:その他

インプラントのアパットメントについて

インプラントに人工歯(セメント付け)を入れて、1週間後から歯茎に違和感を感じ、4ヶ月後に膿と出血がありました。レントゲン写真は、人工歯とインプラント体が不自然に離れています。私はインプラントを入れるのが3本目で、以前入れた2本のインプラントのレントゲン写真と比較すると、今回のインプラント歯は、人工骨を入れたインプラント体が予定より落ちてしまい、人工歯とインプラント体が離れているという感じです。インプラント体が落ちていなければ、人工歯とインプラント体がピッタリという形をしています。
先生は、プラットフォームスイッチングだと言いますが、くびれとなるアパットメント部分が六角形なんてことがありますか? フロスをすると、切れることも多々あります。 
ネットで調べても、プラットフォームスイッチングの部分には掃除がしやすいように、段差は無いようです。
アパットメントが六角形ということがあるのか教えて下さい。
よろしくお願い致します。

こんにちは
すごく 分析力の高い上でのご質問だと思います

インプラント体が落ちるというのは 骨もしくは移植材が
吸収されて 骨レベルがインプラント体トップまで ない状態のことを意味しているのでしょうね。

人工歯がインプラント体にぴったりということも 粘膜貫通部は理想とするところでは アバットメントがそこにあるべきところ その幅が
ないということでしょう。

今現在の不自由なことはなんでしょうか?
インプラントは 多少骨の吸収が起きたとしても 部分的に骨と結合していれば 咬合痛はないはです。噛んでも痛みはないはずです。移植骨は残念ながら 喪失していても インプラント周囲炎が問題ないのなら この状態で 経過を見るのも いいでしょう。


歯肉の炎症 (腫れや痛み)が気になるならば
インプラント周囲炎の治療です 
具体的には骨より露出しているインプラント体の研磨 細菌除去です
その処置の後には ポケットのあった天然歯が歯周治療をした後に起こるのと同様の 歯肉退縮は必ず起こります
薬物等で 歯肉溝内の洗浄で 経過を見るのも ひとつの方法ではあります。

審美的(見た目)な側面が問題ならば インプラントを撤去後
骨造成 インプラント埋入を再びトライするかです

インプラント体と アバットメントの接合部は 各メーカーたいがい6角形ですが その接合部は インターナルヘックスの場合(インプラント体上部が陥没しているタイプ)では かなり深い部分にあるので
フロスは接触しません
エクスターナルヘックス(インプラント上部の接合部が突出しているタイプ)でも インプラント体とアバットメントは強く接しているため
その間にフロスが入る予知はないのが 普通ですので
状況が理解できません すみません











  • そら(50歳 女性 )
  • 2022年02月05日00時05分
お忙しいところご返信ありがとうございます。
担当医に質問するために、ネットで必死に勉強しました。

本日、歯医者に行くと、先生が新しく人工歯を作り直してありました。
しかし、インプラント体が歯茎よりも奥に入り過ぎているようで、アバットメントをきちんと設置できていません。スクリュー式アバットメントのネジ部分を完全にインプラント体にねじ込むことができないために、人工歯とインプラント体の間に細い棒(スクリュー式アバットメントのネジ部分)のみで支えている感じです。
先生に質問しても、それはプラットフォームスイッチングだと言い張るだけでした。
現在、特に痛み等の不都合はないので、固い食べ物には注意しながら過ごしていくしか無いのかと、感じています。
因みにインプラントは、ストローマンです。
このような状態で、インプラント体の中に、唾液等が入ってしまわないのか不安です。
ストローマンのインプラントはテッシュレベルインプラントとボーンレベルインプラントがあるのですが そらさんのケースは歯肉より奥にある(深い部分に アバットメントとインプラント体のコネクト部がある)ボーンレベルインプラントだと推察されます。
アバットメントのが確実に締結されてなければ 冠が動いてくる可能性が高いため 締結されてないとは 考え難いです。
人工歯マージンは歯肉縁 もしくは 歯肉縁下にもってくるのが
標準的ですが まれに 清掃性を重要視して アバットメントが見える状態である 歯肉縁上にもってくる方法を選択する 術者もおられます。
歯肉とアバットメントの間には テッシュインテグレーションという天然歯の歯肉と歯の結合に比べれば 弱〜い接着がありますので
それで インプラント周囲炎はコントロールされていると言われています。 ですから 唾液で感染しやすいということはありませんし
むしろ 前述どおり アバットメントが歯肉縁で露出しているほうが清掃性が高く
インプラント周囲炎になりにくい 状態だと言えます
また この状態であっても インプラントの咬合支持力に関係のない話ですので 普通以上に咬合も問題ないと 思います。




  • そら(50歳 女性 )
  • 2022年02月05日14時05分
早速のご返信ありがとうとうございます。
私のインプラントは、 
BL4.1mm RC. SLActive10mm Roxolid
ですので、ボーンレベルインプラントです。

担当医の言っていることがコロコロ変わるので不安でした。
インプラント体を入れてまだ1年弱なので、日の浅いうちにインプラント体を撤去した方が良いのか?(昨年3月にインプラント体を入れ、7月に人工歯をつけました)
それとも様子を見て、また周囲炎がでてきてから考えても良いのか迷っていました。
現状、痛み等はなく、インプラント体を取るのは更にリスクを伴うので、このままで様子を見ていきたいと思います。
コイケ先生、本当にありがとうございました。




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