はなし けいこさん(千葉県)の相談

カテゴリ:審査と診断

上顎が四本だけになり、入れ歯を八個を作って頂きましたが、私サイドの問題でしょう、歯ぐきが痛みだしたり吐き気がしたりで、「思い切ってインプラントに」と決心をして平成21年度一年がかりで顎の骨を取り前歯に造骨したりと治療を受けました。しかし、ともかく造骨ばかりで結局一年を経過しても一本のインプラントの手術は無く、かなり高額の出費だけに終わってしまいました。
今現在は病院を変えがんばってますが、治療に不信感が強く悩んでます。
私はCTを希望しましたが、ともかく入れ歯を作りましょうとのことでした。
入れ歯は完成しましたが、その入れ歯に馴れないと顎に入れた金属の部分が(インプラント)が固定しないので、ともかく馴れるようにとのことで、それからでなければ全ての前進が無い、と言われました。入れ歯に抵抗がなければ、インプラントは希望しません。なんとも精神的に滅入っています、アドバイスを頂けますと幸いです。

一番最初の診断の段階でおおまかな治療計画が立てられ、移行期に使っていただく仮歯、仮義歯についての説明もあるはずです。当院では必要であれば最初の診断の段階でCTの撮影をお願いしています。GBR(造骨)にとても時間がかかるケースを私も抱えていますので、造骨に時間がかかる、コストがかかる、わからない話ではありませんが、最初に患者さまにお伝えすべきではないかなあと思います。
 高額とありますが具体的な金額の記載がありませんので、それが高かったのか、妥当であったのかについてはコメントしかねます。例えば上顎7654.321123.4567と3ブロックに区切ったとしてそれぞれ10〜30万くらいの幅があるのではと思いますし、サイナスリフトと言って上顎洞内に造骨するとなれば、もう少しコストがかかると思われます。
入れ歯がイヤだからインプラントを希望しているわけですもんね、であれば極力義歯タイプの仮歯は避けたいところですが、どうしてもそれしか選択できないということも実際遭遇します。残りが4本であればやむを得ないのかもしれません。
 また、ALL−ON=4という治療もあり、エキスパートの下尾先生などは造骨なしで、即時負荷(つまりインプラントの設置と同時にインプラントで噛める)が可能という離れ業が可能です。やはり、術者と患者さまの密な信頼関係と確かな技術がはなしさんを救ってくれる唯一の道ではないでしょうか。



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