医療法人社団 樹伸会 いしはた歯科クリニック
80歳を超えても一生涯噛めることを第一に
これは、平均寿命よりも健康寿命を重視することで、今ある状態をとりあえずどうにかする、目の前のことしか考えない治療ではなく、80歳を超えても一生涯きちんと噛んで食事ができる治療をご提供できるように、という思いで、患者様に歯科治療をご提供していきたいという考えを持っているからです。
そのうえで、当院では問題の起きた部位だけでなく、お口全体を一口腔一単位と考えて全顎治療をご提供しています。
また、当院のインプラント治療では、4sコンセプトを重視した治療をご提供しています。
4sコンセプトとは、次のようなものです。
・Short(短期間治療)
・Simple(シンプル)
・Small(最小限の外科処置)
・Safe(安全)
これら4sコンセプトを重視した治療をご提供することで、インプラント治療の期間をなるべく短くし、身体への負担を抑えた治療をご提供できるように努めています。
また、治療期間中のQOL(生活の質)の低下を防ぐことが出来ると考えています。
また、4sコンセプトをもとに当院では、即時荷重インプラント治療という術式でのインプラント治療にも対応しています。
即時荷重インプラント治療は抜歯と同時にインプラント埋入を行い、その後2ヶ月程度で被せ物として人工の歯を取り付けることができる治療法です。
抜歯の直後にインプラントを埋入できるため、骨の吸収が起きて顎の骨が痩せるのを防ぐことに繋がります。そのため、ほかの手術をしないで済むことが期待できます。
ただし、即時荷重インプラント治療は全ての患者様に適用できる治療法ではない点はご理解ください。治療を受ける前に即時荷重インプラント治療を受けられるか確認する必要があります。
得意・専門とする治療や研究分野
院長 : 石幡 一樹
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【経歴】
昭和大学歯学部 卒業
東京医科歯科大学 大学院 医歯学総合研究科 部分床義歯補綴学分野大学院 修了
歯学博士号 取得
医療法人社団 さくら富士会 中村歯科医院非常勤 勤務
医療法人社団 スマイル会 ふかさわ歯科常勤 勤務
【所属学会・資格】
特定非営利活動法人 日本歯周病学会 会員
公益社団法人 日本補綴歯科学会 会員
一般社団法人 日本顎関節学会 会員
特定非営利活動法人 日本顎咬合学会 認定医
得意・専門とする治療や研究分野
院長の石幡一樹と申します。私は、長期にわたり大学病院の義歯外来で研鑽を積んでまいりました。
この経験により、入れ歯を用いた治療については自信を持っております。入れ歯のメリットはもちろん、装着時の違和感や修理回数の多さがデメリットになることも、果たせる役割の限界も、充分に理解していると思います。
「入れ歯」のことをしっかりと理解しているからこそインプラント治療でも、両方の視点から、適切な治療をご提案できると考えています。
入れ歯と比較してインプラント治療のメリットは、装着時の違和感が軽減され、噛み心地が自然に近く、ほぼ修理なく定期メインテナンスだけで使い続けられます。
だからといって、インプラントだけをお勧めすることはなく、入れ歯とインプラント、両方のメリット・デメリットを考慮し、患者様により合う治療法をご提案したいと思っています。
これは入れ歯について熟知することで自信をもって適切な判断をできると考えているからです。
当クリニックの特徴
患者様により安全な治療をご提供し、安心していただくため、歯科医師・歯科衛生士・歯科助手など合わせて20名以上の体制で診療しています。
これは患者様が多くても、スタッフの目が細部まで行き届き、足りない部分をサポートできるようにするためです。
教えていしはた歯科クリニックのこと!
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- 院長の石幡です。当院のこだわりや、取り組みについてご紹介します。
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- 矯正歯科ネット運営スタッフです。
医院のこだわりについて教えてください。
自費診療での入れ歯治療を大学時代から手掛けてきました。 入れ歯ではどんな義歯も5年から10年で修理が必要になり、その後も定期的に修理が必要になります。 それに比べるとインプラント治療は10年を超えても安定していることが多いことが特徴だと思います。
これはインプラント治療だけをやってきたのではなく、インプラントと総義歯の両方を治療してきた院長の経験からの考えです。 治療をした部分が長持ちするということは、患者様にとっても歯科医師にとっても安心できる要素だと思います。 治療の経験をもとにした、インプラントを日常的に咀嚼などで使用するときに違和感の少なさ、噛めることをゴールとした患者様の希望に沿った治療のご提案ができるように努めています。
患者様と接する上で心掛けていることは何ですか?
再治療をなるべく減らし、生涯自分の歯で噛めるようにすることが大切だと思っています。 そのためには、インプラント治療の場合は、次のような点にこだわり使用するインプラントを選んでいます。
・インプラント周囲炎になりにくく、長く持つインプラントであること
・インプラントのデータに信頼性があり、科学的根拠がはっきりしているもの
・インプラントメーカーとしての歴史が長いこと
・インプラントメーカーとして実績があること
・ネジやスクリューのハマり方がしっかりしているもの
・患者様が引っ越しをされたりして当院でメインテナンスが難しくなっても転院先でサポートを受けやすいもの
・メーカーがなくなってしまうようなリスクが低いと考えられること
写真でわかるいしはた歯科クリニックのこだわり!
答えてくれるのは・・・ 石幡 一樹 院長先生
当院のこだわりを写真と合わせてご紹介します。
いしはた歯科クリニックでは医療機器である歯科用CTレントゲンを導入しています。
通常のデジタルレントゲンは白黒の2Dでのレントゲン撮影だけとなるのですが、当院で導入している歯科用CTレントゲンではカラーでの3Dでの撮影が可能となります。撮影時にカットする撮影領域も選択が出来るので患者様へのX線照射量の低減も可能となりました。
また、CTレントゲンの良いところは骨の水分量や骨密度まで分かるところです。患者様の年齢や顎の骨の状況は、若い人でしたらミッシリとしており、水分量も問題ない状態が比較的多いです。しかし、お年を召した方ですと骨密度や水分量が少ない方もいらっしゃいます。
さらに、歯の下に通る神経の高さも人それぞれです。かつてはそういった診断は歯科医師の経験や勘に頼らざるを得ない時代もありました。しかし、CTレントゲンを活用できるようになり、エビデンス(根拠)に基づいた治療が可能となりました。
インプラントは様々なメーカーがあり、その性能も様々です。
「一度くっついたインプラントが長年もつかどうか」これについてはインプラントの性能よりも、インプラント周囲炎になってしまうかどうかという要素が大きくなります。
インプラント周囲炎はインプラント周りの骨が解けることでインプラントが最終的には抜けてきてしまう現象です。原因として今までは清掃不足、主に歯周病菌によって引き起こされる細菌感染症が原因であり、クリーニングをしっかりとしていれば、発症を抑えられる歯周病に似た病気だと考えられてきました。
しかし、定期的なクリーニングを受けていても、インプラント周囲炎を発症する場合もあり、インプラント周囲炎の初期の原因は細菌感染症ではないと考えられるようになってきています。
インプラントはどのメーカーの製品でもほとんどがチタンでできています。ただメーカーごとに骨と接する外側の部分は独自の加工が施されており、その加工方法はメーカーごとの秘密となっています。
当院では、インプラント周囲炎の発症率が低いメーカーのインプラントを導入することでインプラント周囲炎をできる限り抑えられるようにも務めています。
当院ではインプラント治療だけをご提供するのではなく、総合的な歯科医療を提供できる環境を整えています。
その中で、患者様に少しでも治療についてわかりやすい説明ができるように、イラストや動画による治療説明を実施しています。
これからどのような治療をしていくのか、今日はどのような治療をしたのか、現在のお口の中の状況を放置しておくとどうなるのか、こういった説明をご提供するのにあたり、ただ口頭で説明するのではなく、動画や鏡、歯の模型を使って説明をしていくことで、患者様にとってわかりやすい説明になるように努めています。
医院選びで迷っている患者様へのアドバイス
歯科医院を選ぶポイントとして、歯科医師やスタッフがしっかりと患者様のお話を聞くような環境や体制が整っていることは大切だと考えています。
また、治療に関しても一つの方法だけを押してくるような歯科医院ではなく、複数の提案を提示し、患者様のご希望に合わせて治療計画を立てられるほうが、より良いかと思います。
当院では入れ歯治療も得意としているので満足いただける結果は出せると自負していますが、10年を越えることは中々難しいです。
それに対してインプラント治療は10年以上もつのが一般的な傾向で、患者様によっては一生涯持つこともあります。
毎日の咀嚼が良く噛めて違和感も少なく行った治療が長持ちするを重視する方、自分の歯を大切にしたい方は迷わずインプラント治療の選択をお勧めしています。