めーんさんの相談

カテゴリ:アフターケアその他

インプラントのぐらつき

今年5月末に手術をして、現在経過観察中なのですがインプラントしている箇所がグラついています。
 仮歯の段階から多少ぐらついていたので質問したところ、本物が入ればぐらつかない+骨が治れば安定するとのことでしたが現在もグラグラしているので聞いたところ、骨の治りが思ったより遅いとのことです。。
こちらはいつ頃安定するのでしょうか、、現在は通院するとインプラントの周りに仮歯を塗っています。
またそれ以外の理由など考えられますか?

5月末に6┐の埋入手術をしたようなので、2ヶ月後の7月に型採りを行い、上部構造を取り付けるのが通常の手順です。


ご相談内容から判断すると、仮り歯が早めに取り付けられているようです。
埋入手術と同時、または1週間以内に仮り歯を取り付ける方法を「即時荷重」といいます。早く結果が出ますが、リスクもある治療法です。


埋入時に、インプラントは35〜45Ncm程度のトルク値で骨と締め付けられるのが理想的です。
この時は、本当にインプラントと骨が結合しているのではなく、ただ単に機械的に締結している状態です(一次固定)。同じトルクで逆回転させると、インプラントは外れてしまいます。

その後、インプラントはだんだん緩み始めます。そして、埋入手術から3週間くらいが、もっともインプラントが緩む時期になります。インプラントのネジの突端部では骨が死に、ネジの陥凹部では新しい骨ができ始めるため、骨がちょうど入れ替わる時期に当たるからです。

1ヶ月くらい経過して、だんだん本当の固定(二次固定)オッセオインテグレーションが獲得されはじめ、2〜3ヶ月で噛めるようになります。


科学的な知見から考えると、あなたのインプラントは早期に荷重をかけたためオッセオインテグレーションを獲得できず、まもなく脱落する可能性が高いと思われます。
インプラントの周りに薬を塗って経過を観察しても治りません。

もしも脱落した場合は、3ヶ月程度骨の回復期間を待ち、再度埋入手術を行うことになります。


それ以外の原因として、インプラント(フィクスチャー)の上にアバットメントと呼ばれる軸を連結させるのですが、ただ単にアバットメントスクリューが緩んだため、グラグラしている可能性もあります。この場合は、アバットメントスクリューを締めなおせば、ただちに改善されます。

どちらが原因であるかの診断法として、エックス線撮影やオステルという器械でISQ値を測定する方法があります。エックス線撮影では、状況が悪くなってはじめて診断ができますが、ISQ値は微妙な変化まで数値化でき、経過の予想もできるので大変便利です。



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