しげちゃんさんの相談

カテゴリ:他の治療との比較

インプラント上部、連結か単独か

右下7が抜歯予定、5.6欠損していて現在は入れ歯です。7が無くなると入れ歯が大きくなるのでインプラントを検討しています。
567上部対抗歯の神経ありますが、高さがあまりありません。
いくつかの歯医者で相談したところ主に2つの意見で迷っています。
①57のインプラントブリッジ(経済的)
②56のインプラント(7高さわずか、6までで噛める)

①は以前天然歯でのブリッジでダミーの下に僅かながら隙間ができ、構造上のたわみが心配。清掃で清潔を保ちにくいが心配。
②は上7の経過がどうなるのか気になる。この先各所6まで守るで良いのか。
あと、56上部連結を安定性として提案されましたが、清掃面からは単独型の方が良さそうに思います。あと破損した、治療が必要な時も56二本の費用が必要になりますよね? 単独の方が天然歯治療と同様、後々メンテナンスに良いのではと思ってます。

またストローマンとノーベルバイオケアの違いや特徴も知りたいです。歯医者も決めかねています。

先生方、それぞれのご意見聞かせて頂きたいです。
お返事お待ちしております。

※特定の歯科医院のご紹介、通院を促す内容の回答はできかねますのでご了承ください。(運営部)

実際に拝見していないので、正確ではありませんが、5,6,7の欠損に対して6,7大臼歯を2本詰めて4,6,7になるように並べる治療方法もあるのでは、と思います。
4の天然歯6,7インプラント人工歯入れて奥歯3本、小臼歯1本大臼歯2本の歯並びで詰めて並べるという治し方もあると思います。
矯正治療で顎の大きさが足りない時とかに小臼歯1本抜歯して詰めて綺麗に並べる、というような治し方をすることがあるんです。
そのような治し方をインプラントでする、ということです。
そうすれば、上の7番の半分位は噛めるようになり、日常生活上は全く困らないように治る、と思います。
費用的にも最もコスパも良く、1本1本単独で治せますし、治療対効果も良いと思います。

ストローマンとノーベルの比較ですが、ストローマンの方が骨との統合が早く、しっかりくっつく感じが私はあります。

参考になれば幸いです。
  • しげちゃん(49歳 女性 主婦 )
  • 2021年07月13日22時43分
お返事お忙しい中、ありがとうございます。
4に67と大臼歯を2つ並べるのですね。上は5が普通にあるのですが、咬合としてはうまく合うものなのでしょうか? そして結果的には一番奥の7は半分くらい噛めている状態になり、上7が置いてこなくなるということですよね。
この方法はどこでも出来そうとは思えませんが、やはり高い技術が必要そうですね。
追加の質問ですが、下6の高さが無いため、上6の神経を取るのはやむを得ないでしょうか? 個人的には歯が弱いため、インプラントがショートになっても神経は残したい気持ちが大きいです。
拝見しないと分からないです。
あくまで一つの提案でしかなく、一般論ですので。
患者さんは一人一人異なります。
全てオーダーメイドで治さないといけませんから。
  • しげちゃん(49歳 女性 主婦 )
  • 2021年07月15日22時25分
再びお返事ありがとうございます。
『オーダーメイド』に深く頷きます。私がお願いする歯医者はそういうお考えの所であって欲しいし、そう感じられる先生を選びたいと思います。
しげちゃんさん初めまして。
鳥取県鳥取市にある本荘歯科クリニック院長の本荘真也と申します。
個人的には右下56の単独がいいかと思いますが、はっきり言ってお口の中の状況によって全く変わってきますので、担当医としっかり相談されたほうがいいでしょう。
ストローマンとノーベルバイオケアは世界でも2トップのシェアを誇るインプラントメーカーですから、どちらも信用できます。
  • しげちゃん(49歳 女性 主婦 )
  • 2021年07月13日23時00分
お返事お忙しい中、ありがとうございます。
56単独がおすすめなのですね。その根拠を伺いたいです。
ストローマン、ノーベルバイオケアどちらも信用できるのですね。歯医者選びにも直結するので違いが知りたいです。
上顎が廷出して、下顎に歯を作るために十分なスペースがないのでしょうか? ①と②の選択で悩まれているのであれば、①のほうが正解だと思います。インプラントブリッジにしろ、単独インプラントにしろ、清掃性が高い上部構造の設計をすれば、大差ありません。一番大切なことは、丈夫な硬い歯茎(角化歯肉)の幅や質が重要です。角化歯肉幅が少なく、ブヨブヨした可動粘膜であれば、遊離歯肉移植を行い、きちんと歯茎の状態を良くしてからインプラントをすることのほうが、重要です。咬合に関しても、上顎が廷出したまま治療することは良くありません。ある程度、矯正治療で延びてしまった奥歯を圧下させたり、エナメル質の範囲で咬合調整することにより、上下の歯の関係性を正しいい咬合平面の高さにすることが重要です。ストローマンとノーベルの違いですが、ストローマン社のロキソリッドというジルコニアとチタンの複合素材のほうが、機械的強度で20%以上強く、生体親和性も高いので、部があると思います。決してノーベルが悪いとは思いませんが、大臼歯部の咬合力が強い場所には、ストローマンのほうが、個人的な意見ですが、優位性が高いと思います。
  • しげちゃん(49歳 女性 主婦 )
  • 2021年07月13日22時57分
お返事お忙しい中、ありがとうございます。
上の6が1番落ちてしまってて、インプラントするなら調整は必須になってます。
咬合平面の高さを合わせるのは大切に思えます。
追加の質問ですが、下6の高さが無いため、上6の神経を取るのはやむを得ないでしょうか? 個人的には歯が弱いため、インプラントがショートになっても神経は残したい気持ちが大きいです。

歯茎の幅や質は大切なのですね。CTはまだですが、レントゲンと目視では問題ないと言われています。

ストローマンの歯医者は選べますが、その種類までこちらから指定できるのでしょうか? 強度は大切に思いますが、上の歯が負けたりしないのでしょうか?
またストローマンは患者へのインプラントカードはありますか?
straumann社 Roxolid SLActiveのBLTインプラントを使用しているドクターを選んだほうが良いと思います。クリニックによってはティシュレベルのスタンダードインプラントしか使わない先生もいます。上顎6番の神経を取ることは絶対にお勧めできません。矯正治療で圧下させるか、抜髄(神経を取る)をせずにクラウンにするとか、ちょっと削って調整するとか、方法はあるともいます。ストローマン社はimplant passportがあり、レファレンス番号とロット番号を明記してあるシールを貼付し、治療の記録とともに保証も受けられます。
  • しげちゃん(49歳 女性 主婦 )
  • 2021年07月15日22時37分
再びお返事ありがとうございます。
ストローマンでも色々ランクがあるのですね。患者側から指定されると驚かれそうですが。ただ自費で長く内部へ入れる物なので何を入れるかは事前にしっかり聞きたところです。
上6の神経は最大気になってるポイントだったので、神経は取らない方がいいと聞けて、私の気持ちや考えにより芯が持てました。
あと、『矯正治療で圧下する』とはどんな治療なのでしょうか? 再度の質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
しげちゃんさん

お悩みのようですね。
7番はこれから抜歯するということですね。それであれば、その部位の骨と歯肉は必ず下がりますので、多少のスペースはできると思います。またその部位の下歯槽神経(下顎骨の下方にある知覚神経で、絶対に傷つけてはいけない神経)までの距離があれば、上方の骨を削ればスペースを作ることもできます。
私だったら①のインプラントブリッジにすると思います。経済的にも良いと思います。上の6番の神経処置が不要な程度の形態修正は必須です。②にすると上の7番が伸びだす可能性があるからです。噛み合わせのバランスは非常に大事で、凸凹があると横にズラして噛んだ時に引っかかってしまい、側方力をかけてしまうために歯の支えの骨を壊してしまいます。

インプラントメーカーはストローマンをお勧めします。
ストローマンインプラントは以前は ITI インプラントでした。スイスの大学教授や研究者が開発し、1社で研究と販売の両方を行ってきましたが、2007年に研究部門の ITI と販売部門のストローマン社に分かれました。私は平成4年からこのITI インプラントを導入しましたので、今年で29年使用しています。初期の患者さんで、現在も通院して来られる方もいますが、いまだにしっかりと機能しています。このインプラントは、現在も材料と表面性状が進化系に変わり、TLインプラントのSタイプとして販売されています。現在でも最もインプラント周囲炎を起こしにくいインプラントとして知られていて、私も下顎の奥歯部分によく使っています。現在までに約3500本埋入してきましたが、脱落したものはほとんどありません。
当院ではストローマンガイドというドリルガイドシステムも使用しています。これはCTデータを専用ソフトで分析、シミュレーションをして、まずパソコン上でインプラントのベストな埋入位置を決定します。その状態をお口の中に再現するために、ドリルを誘導するドリルガイドを作成します。そして埋入手術時にお口に嵌め込んで、そのチューブ越しにドリルで骨を削ることで理想的な場所にインプラントを埋め込むことができるのです。
ただし、奥の7番は大きく口が開けられないとドリルが入らないので、お口の開き具合で使えないことがあります。
以上のことから、私の考えるベストな歯科医院は、ステントと言って最終の歯の位置にCTに写る材質の人工歯を仕込んだものをお口に装着してCT撮影して、そのデータをシミュレーションし、できればそのデータからドリルガイドを作成し、ガイド手術をしてくれるところだと思います。
以上、長くなりましたが参考になれば幸いです。
  • しげちゃん(49歳 女性 主婦 )
  • 2021年07月15日22時47分
お忙しい中お返事ありがとうございます。
7抜歯したら、骨下がるのはなるほどです。
①がおすすめなのですね。②だと7の噛み合わせがずれてくるのは気になります。右は7まで、左は6までと左右により違うのは有りですか?実は左は7抜歯して歯は有りません→放置で過ごしています。(上7は67連結クラウンで下がり防止してます)
ストローマンはしっかりした歴史もあり、先生の臨床実績も聞いて信頼できるメーカーだと知れて安心しました。
ガイドをしっかりやってくれる歯医者を選びたいと思いました。
お返事有難うございます。
必ずしも左右対称である必要はありません。上の67を連結クラウンにされているようですので、問題ないと思います。

歯医者選びですが、日本口腔インプラント学会のホームページでお近くの専門医の先生を探されては如何でしょうか。私はこの学会の理事(広報担当)で、ホームページの担当をしています。様々な学会や研修会のインプラント専門医が存在するようですが、この学会の専門医取得が一番ハードルが高いので、この資格を持っている先生は信頼できると思っています。現在はまだ表立っての標榜はできないのですが、一刻も早く標榜可能な専門医として広告などにも出せるように、専門医機構や内閣府などと調整をしているところです。
また学会広報委員会で私が責任者として、日本口腔インプラント学会公式本「やっぱり大切! かめる幸せをとり戻す」という患者さん向けの本を朝日出版社から出版しています。インプラント治療を受けるにあたって知っておくべき知識や医院選びまで、詳細に分かりやすく書いています。Amazonや楽天でも手に入りますので、是非ともお読み下さい。
ご質問ありがとうございます。

①57のインプラントブリッジ(経済的)
②56のインプラント(7高さわずか、6までで噛める)

①は以前天然歯でのブリッジでダミーの下に僅かながら隙間ができ、構造上のたわみが心配。清掃で清潔を保ちにくいが心配。

回答 経済的には良い点です。また、インプラントは天然歯のような撓みはないので上部構造(ブリッジ)の撓みだけなのでさほど気にならないと思います。ただ、ブリッジなので清掃性が単独より劣るし、術者可撤式(術者が取り外せるねじ式)やセメント固定式によってまた変わります。前者の利点はメインテナンス時に術者により外して清掃ができますし1本のインプラントがダメになっても容易にインプラント体を入れ替えることができます。(但し、上部構造は作り直しが必要になります。)欠点はねじが緩みやすく上部構造が外れることがあります。
後者は利点は固定式なのでねじ式よりは外れにくいです。欠点は可撤式よりメインテナンス時に確認が劣ります。

②は上7の経過がどうなるのか気になる。この先各所6まで守るで良いのか。
あと、56上部連結を安定性として提案されましたが、清掃面からは単独型の方が良さそうに思います。あと破損した、治療が必要な時も56二本の費用が必要になりますよね? 単独の方が天然歯治療と同様、後々メンテナンスに良いのではと思ってます。

回答 以上はその通りです。

またストローマンとノーベルバイオケアの違いや特徴も知りたいです。

回答 細かい違いはありますがさほどの違い(患者さん側)の違いはありませんので気にすることはありません。

以上でよろしいですか?また、何かありましたらご連絡ください。
  • しげちゃん(49歳 女性 主婦 )
  • 2021年07月15日22時56分
お忙しい中お返事ありがとうございます。
インプラントブリッジは普通のブリッジほど撓みはないんですね。以前ブリッジしていた時の後半時期、骨が減ってきたのかブリッジの真ん中の下がしっかりと歯茎で支えられてない気がして、支えの両側の歯に負担がかかっている感じがしてました。なのでこの構造に二の足を踏む部分があるのです。インプラントは10年20年持ったらその現象になるのではと。

インプラントの上部構造は、やはり単独の方が天然歯同様、清掃性や治療や修理になった場合、簡単便利経済的そうですよね。
先生方連結にしたがるのはなぜでしょうか?





相談を投稿する

おすすめドクターに密着

専門家が教える歯科インプラントのすべて