カオルさんの相談

カテゴリ:手術前のケア

インプラントが出来るかどうか

初めまして。65歳の女性です。
奥歯のインプラントを検討しております。
現在、骨粗鬆症との診断を医師より受けております。
また20歳から10年弱タバコを吸っていました。
若くはないので、インプラントをするか値段も高額になりますので、迷っています。

カオル様、初めまして。日本橋インプラントセンター所長玉木です。
骨粗鬆症は、程度にも因りますが、治療期間を通常の1.5倍から2倍待機期間を設ければ、ちゃんと骨結合します。

65歳ならまだまだ若い方です。当院の患者さんは、70歳代女性患者さんが多数います。閉経を迎えているため、ほとんどの方が、内科か整形外科で骨粗鬆症の薬を投薬されています。

他院では、複雑なことを行なう可能性がありますが、当院では、単純、低侵襲(痛み腫れが少ない)手術にこだわっており、1本埋入なら15〜20分で終わらせています。

タバコは禁煙すべきです。良いことはありません。

こんにちは
骨粗鬆症 と スモーカーであることの リスクについての
ご質問ですね

まず 骨粗鬆症について

骨粗鬆症となれば 骨が 密度が低く柔らかいので 
インプラントが定着しにくい 
というリスクは 理論的にはあります

インプラントが 骨と結合 するには
インプラント埋入時の初期固定の 安定度が大切です
柔らかい骨は この 初期固定が得られにくいという
事実は確かにあります
これには 骨を圧迫しながら 埋入することで 対応できます
つまり 技術で カバーできるということです
エビデンスベースの 回答ではない言い方にはなりますが
僕の経験から 申しますと 技術さへあれば 
なんら 問題なく インプラントは埋入できるということです

ただ 骨粗鬆症の薬剤 (ビスフォスファネート等)が投薬されれば
骨壊死の可能性が起こってまいります 整形医と投薬の時は相談をなさって下さい
現代は 閉経後の女性に この手の 薬剤を出しすぎの傾向があると僕は思います
適切な運動とカルシュウムの摂取 そして 適切な咬合がまず第一だと思います

次に 喫煙のリスク
喫煙も 局所血液循環が悪くなると 言われています
骨移植を伴うオペは特に リスクは上がるのは事実です
しかし 僕の場合喫煙者も 問題なく インプラント治療できています
確かに インプラント周囲炎は発生しやすいとは 言われていますが
それも ある程度は 許容する覚悟も必要です

だって 肺癌リスクを知りつつ やめられないのでしょ
それが 幸福のバランスならば
インプラントも 危惧することはないと思いますよ



 



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