nobukoさんの相談

カテゴリ:メインテナンス

インプラントについて

はじめまして。お忙しいところすみません。

私のおばですが、右の下の一番奥2本にインプラントを7年前くらいに行い、去年夏ごろから、インプラントをやったところと別な歯医者に通いはじめました。
その別な歯医者さんが、インプラントが入っているのを見つけ、言われたことが、もともとインプラントにいったところに通ってメンテナンスを受けたほうがよいと言われたとのことです。
でも、インプラントを入れたところは、おばが今住んでいるところから遠く、通いきれないため、「メンテナンスは現在通っているところでできないか?」とお願いしたそうです。
そうすると、「では、こちらでやりますが、何かインプラントに問題がでてきたらインプラントを入れたところに行ってもらいます」と言われたうえで、メンテナンスを受けはじめました。

つい最近になって、インプラントメンテナンスをしているときに、はぐきから膿がでてきていると、その歯医者さんから言われ、「いざとなったらインプラントのうわものを外して掃除しないといけないから、インプラントを入れた歯医者さんに連絡をして、入っているインプラントのメーカーや型番(?)や接着剤の種類を聞いてきてください」と言われたそうです。

言われたように、インプラントを入れた先生から情報いただき、現在通っている歯医者さんに伝えたところ、「がっちりしたセメントでついているためうわものがはずせないので、このままだと同じ掃除のしかたしかできず、インプラントの歯周病がすすんでだめになります。その状態でのこちらのインプラントメンテナンスは不十分になり、責任を負いかねます。こちらでメンテナンスを希望されるなら、インプラントを入れてもらった先生のところにもどって、取り外しのできるうわものに作り替えてもらってきてください」と言われたそうです。

もともとインプラントを入れた先生が、がっちりとした、とれない接着剤でインプラントを付けたのは、間違いだったということでしょうか?

本当だったら、取り外しのできる接着剤でつけるべきだったということでしょうか?

アドバイスいただけましたら幸いです。宜しくお願いいたします

取れやすい状態と判断した場合は、がっちりした取れない接着剤でつけることもあります。場合により使い分けます。

がっちりした取れない接着剤でつけたとしても、クラウンの上から穴を開けて、スクリューにアクセスする方法や、硬い接着剤でも除去できるようにモーターで駆動する専用のリムーバーも発売されています。

多種類のインプラントに対応している歯科医師にメンテナンスをお願いした方がいいと思います。
セメント固定とねじ固定のメリット、デメリットについては、何十年も前からありますが、
今回はセメントの種類での悩まれているようですが、そこもいまのところ、ドクターの好みという感じです。最近はオールセラミック補綴が増えているので、外すことのできないセメントを使うことも多い気がします。従来の金属を用いた方法ではむしろ仮着セメントをつかうかもしれません。
また、排膿しているインプラントについての治療ですが、それもいろいろな方法があります。補綴物を外してからクリーニングする方法もありますが、外さないで洗浄を行うことで、改善が見られることもあります。

ですが、インプラントのメンテナンスに関しては、歯科業界でもまだまだ発展途上の分野ですのでこれが正解というものはありません。

ドクターごとの考え方がかなり異なるので、やはりインプラントの施術を行なった歯科医院で診てもらうのが、一番トラブルが少ないといけます。おそらく、セメント固定を主体としている病院でしたら、被せ物を外さずに、洗浄するのではないでしょうか。

通うのが大変だとしても、最初にインプラントを施術した歯科医院へ一度相談することをお勧めします。
ご質問にお答えします。冠を装着する方法には、セメントで装着する方法と、ネジで固定する方法があります。私の臨床ではほとんどがセメント固定です。セメント固定がネジ固定に劣っているとは考えておりません。セメント固定でもインプラント周囲炎を治療する方法はありますのでインプラントを受けられた先生に相談されてはどうでしょうか。



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