asiaさんの相談

カテゴリ:治療後のトラブル

サイナスリフトの手術について、

こんにちは、昨日、ある有名歯医者でサイナスリフトの手術を受けました。麻酔が効き始め手術は順調に進んでいたようですが、骨の窓を開けた瞬間に「あちゃ、どうしよう」と先生から声が聞こえてきました。はて?何か困りごとかなぁ??と少々不安になっていました。そして、何度も何度も「どうしようかなぁ、困ったなぁ」を連呼しはじめました。さすがに怖くなり、布を被されたまま「何かトラブルですか??」と聞きました??
何やら、実際に中を開けて覗いてみると、思った以上に中の炎症が酷く、このままサイナスリフトを進めると感染症を起こして、事故につながりかねない。とのことでした。結局、手術は中止となり骨を再度パカっとハメ直し、縫って終了となりました。一応、先生は隣の歯の根っこに炎症があるのは分かっていたんだが、これぐらいだと全然いけるかなぁ?との見解だったようです。実際にフタをあけてみないと正確には分からないから、仕方ないね!との事でした。少々、不満もありましたが、仕方ないと思い。その場を後にしました。ただ、どうしても2点気になることがあります。

1点目、切った骨を戻すことで、また元通りになるのか?ということ。

2点目、骨まで削って開けないと手術進行ができるかどうか?本当に分からないのか??

素人的には単に先生の経験不足からくる炎症の見落としが失敗なんじゃないのか?と思っているのですが如何でしょうか??とりあえず、現在は薬を飲んで治るのを待っています。

こんにちは、ご質問の2点について答えさせていただきます。

1点目ですが、切った骨をもとに戻し、感染しなければ通常は骨は回復すると考えられます。

2点目はCT画像、口腔内を診ていないので、推測ですが、
上顎洞の粘膜がCT診断の時よりも肥厚していたと考えられるます。上顎洞粘膜は日によって厚みが変化することがあります。
鼻炎、風邪、隣在歯の炎症などにより、粘膜の腫れ具合が違う場合があります。
予想以上に上顎洞粘膜が腫れていたのかもしれません。

お答えします。

1)に関して、サイナスリフト(側方型上顎洞底拳上)において開窓した部位は元ににはもどります。

2)に関して、事前にCT撮影を行って炎症の有無、その程度、上顎洞の形態、動静脈の位置、どのくらい拳上するかのシミュレーションの確認をして施術をするものと思われます。しかしながら、手術を中断した方がまだ良いとの判断があったのだと思います。炎症に関しては事前にある程度見通しがついているものですが、偶発的な事項となって中断する判断をする場合もあります。たいていは上顎洞粘膜の破損、上顎洞内の動脈破損による出血、などがほとんどです。
質問は事前にわからなかったのか?ということと思われますが、どちらにせよ術者に不信を持ち始めていると思いますので、事前に予想されることは説明してほしいなどの要望をしっかり伝えられてはいかがでしょうか?
最後に、これは個人的意見ですが、患者側から見た有名歯医者が同業者が認める名医とは限らないことはお知らせします。

松村歯科クリニック 松村東栄



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